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2018.03.23

フランスにおける麻しん(ましん、和語:はしか)の発生が増加していますので十分注意してください

●フランスにおける麻しん(ましん、和語:はしか)の発生が増加していますので十分注意してください。

1 Sante publicのニュースレターによれば、フランスにおける麻しんの発症例が急増しています。2017年11月6日から2018年3月12日までの間に患者数913人が報告されており、そのうち、ボルドーを中心としたヌーヴェル・アキテーヌ地方での患者が半数を占めいています。また、1歳未満の発症率が最も高くなっています。

2 麻しんの主な感染経路は空気感染(飛沫核感染)であり、その感染力はきわめて強く、一人の麻しん患者から15から20人に感染することもあります。幼い子供だけでなく、青年や若者にも影響を与える病気であり、2018年2月には予防接種を受けていない32歳女性の死亡例も報告されています。また、妊婦が麻しんに感染した場合、妊娠時期によっては胎児への影響も懸念されます。

3 典型的な麻しんの症状は、発熱、全身性発しん、咳、鼻水、目の充血などの粘膜症状が揃ったものを指します。感染の約10から12日間の潜伏期間の後に、38度程度の発熱やかぜ症状がはじまり、2から4日発熱が続いたあと、39度以上の高熱とともに発しんが出現します。発しんの出現する前後1から2日には、ほほの粘膜にコプリック斑と呼ばれる小さな白色の斑点が観察されることがあります。全身の免疫力が低下するため、肺炎、中耳炎などを合併することがあり、脳炎を発症することもあります。合併症がなければ、主な症状は7から10日で回復しますが、免疫力の回復には1か月程度を要するため、それまでは他の感染症にかからないよう十分な注意が必要です。

4 麻しんの治療法はなく、予防接種が麻疹から守る唯一の方法です。但し、一度の接種では、完全な免疫を獲得できず、2回接種が推奨されています。ワクチンは日本ではMR(麻疹・風疹混合ワクチン)、フランスではROR(麻疹・流行性耳下腺炎(おたふく風邪)・風疹混合ワクチン)と呼ばれています。母子健康手帳等を確認し、麻しんにかかったことがなく、また予防接種を2回受けていない方は、かかりつけの医師に相談することをお勧めします。

(参考)
Sante publicニュースレター
http://www.santepubliquefrance.fr/Actualites/Augmentation-du-nombre-de-cas-de-rougeole-en-France-la-vaccination-est-la-seule-protection
国立感染研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html

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