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France Today今日のフランス

2018.11.08

フランスの移民、女性の増加と高学歴化が鮮明に

フランスの移民に関してINSEE(国立統計経済研究所)が調査結果を発表した。2015年初めの時点で、フランスに居住する移民(外国生まれの外国籍保有者)の数は610万人で、総人口の9.3%を占めた。生産年齢人口(15-64歳)に限定すると、移民の対人口比率はほぼ10%となる。なお、以下の数値は15-64歳の移民が対象。
移民の半数は1998年以前にフランスに移住した。出身地別では、南欧(スペイン、イタリア、ポルトガル)出身者の75%が1997年以前にフランスに移住したのに対して、マグレブ(アルジェリア、モロッコ、チュニジア)出身者は1997年以前の移住者と1998年以後の移住者がほぼ同数であり、マグレブ以外のアフリカ諸国出身者では60%が1998年以後にフランスに移住した。
近年の動向としては女性の増加が鮮明になっている。1981年以前にフランスに移住した移民(15-64歳)では女性の割合が51%だったが、2007年以後に移住した移民では58%を占めている。
また高学歴・高資格化も顕著な傾向。移民の42%は中卒以下だが、1998年以後に移住した移民では33%が高等教育の学位・免状を保有している(1997年以前の移住者では21%)。また移民の親の学歴・資格も高くなっており、1981年以前の移住者では親がいずれも学校教育を受けたことがない者が34%を占めていたが、1998年以後の移住者では親の少なくともどちらかが高等教育を受けた者が29%を占めている。
調査ではまた、移民の36%がフランスで最初に得た職について、自分の学歴や資格に釣り合わないとの不満を抱いたことが明らかになった。現在の職についても学歴や資格に釣り合わないとの不満を抱く移民の割合は33%に達しており、学歴や資格に相応しい職を得られないという不満度(フランス人では17%のみ)が高いままであることがうかがわれる。

KSM