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France Today今日のフランス

2019.05.17

カネがかかる欧州議会

ルモンド紙は17日付で、欧州議会選挙にあわせて、欧州議会の運営予算が極めて大きい点を報じた。同予算は2020年には20億ユーロの大台を超えることになっている。議員1人当たりだと年間250万ユーロ相当で、これは例えば、仏下院の100万ユーロ弱に比べて極めて大きい。
費用発生の源の一つとしては、ブリュッセルとストラスブールに議会があり、この間を毎月往復するという非効率的な体制が挙げられる。2014年の試算では、移動費や輸送費、宿泊費など、この体制に由来する費用が年間1億1400万ユーロに上る。ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)は、ブリュッセルへの一本化を提案しているが、フランス政府はこれに強く反対している。このほか、24の公用言語のすべてに文書を翻訳したり、通訳を用意する費用も大きい。文書の翻訳には1ページ当たり145ユーロが、通訳費用は1時間当たり270-311ユーロがかかるという。それだけでなく、各議員には潤沢な予算が割かれている。議員歳費は月額6825ユーロ(手取り)、1日出席ごとに320ユーロの手当が支給される。移動費等は議会が負担し、それ以外に各種経費として月額4513ユーロが支給される。秘書の採用には月額で総額2万4943ユーロが支給される。各種経費の使途については、義務的な検査の制度がなく、事実上ノーチェックで支出ができる。

KSM