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France Today今日のフランス

2019.07.11

与党LREM、パリ市議会選の筆頭候補にグリボー氏を指名

与党LREMの公認候補指名委員会は7月10日、2020年に行われるパリ市議会選のLREM筆頭候補として、バンジャマン・グリボー前政府報道官(41)を指名した。指名争いは最終的に、グリボー氏とビラニ下院議員、ランソン氏の3人の間で争われ、9日には3人からの聴聞が行われていた。委員会は、グリボー氏が一般市民からの幅広い意見聴取を経て綱領案をまとめたことなどを評価、下馬評通りにグリボー氏を指名した。
指名争いでは、遅れて名乗りを挙げたビラニ下院議員が目立った追い上げを見せており、一部の世論調査ではビラニ下院議員の方が、出馬の場合の支持率が高いという結果を示すまでに至っていた。それでも、マクロン大統領の信任が厚いグリボー氏の優位は動かなかった。ビラニ候補は10日、委員会の発表に先立ち、自身が指名を得られなかったことをSNSを通じて明らかにするコメントを発表。決定に対する不満の念をにじませた。グリボー氏は指名を受けて、すべての勢力を結集して選挙に臨むと抱負を表明、ビラニ氏に対して選挙キャンペーンへの協力を呼びかけ、相応の処遇をする考えを示唆した。
グリボー氏は社会党系の人材で、旧ストロスカーン派の出身。オランド社会党政権では官房スタッフを務めたが、マクロン大統領を立候補の早い段階から支持した。2018年のはじめ頃からパリ市長への就任に意欲を示し、同年秋には政府報道官の職を辞し、指名獲得に向けた準備を進めてきた。ビジネススクールの名門校HECの出身者によくいる高圧的で嫌な感じの人物として、LREM党内にも敵は多く、イメージ改善とLREM内の結集の実現が課題となる。

KSM