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France Today今日のフランス

2019.10.07

パリ警視庁殺人事件:テロ検事局が捜査を開始

3日にパリ警視庁内で発生した殺人事件で、全国管区のテロ専門検事局は4日夜に捜査を付託された。テロ目的の犯行である可能性を調べる。
この事件では、パリ警視庁の情報部署にシステム保守の職員として勤めてきたミカエル・アルポン(45)が調理用ナイフにより署内の人々を攻撃。警察官3人と職員1人を殺害した後、警察官により射殺された。当局は夫人を逮捕して事情聴取を進めると共に、犯人の携帯電話から、イスラム教原理主義(サラフィスム)のプロパガンダで知られる人物らとのつながりがあったことを突き止め、テロ容疑での捜査に切り替えた。
調べによると、犯人は犯行の当日、商店で調理用ナイフ2本を購入し、署内で13時頃に犯行に及んだ。犯人は、犯行に及ぶ前、妻との間で33本のSMSを取り交わしたが、いずれも宗教的な内容で、「アラーアクバル」という言葉が繰り返し使われていたという。ただ、明確に犯行を仄めかす言葉はなかったという。
ミカエル・アルポンは海外県出身だが、38才の妻はモロッコ出身で、2014年に結婚。この時にイスラム教に改宗した模様で、2015年には、パリ同時テロを称賛するような言葉を同僚に漏らし、この件は上司に報告されたというが、監視下には置かれなかった。アルポンは2003年以来、情報部署の職員を務め、内部情報にアクセスすることができる立場にあったという。カスタネル内相は事件発生の直後に、犯人には過激化の兆候はなかったと発表しており、発表した情報の不正確さや、監督体制の不十分さなどを野党勢力は批判、内相に辞任を求める声も上がっている。

KSM