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France Today今日のフランス

2020.03.16

新型肺炎:仏政府、必要不可欠な商店・施設以外の閉鎖を決定

仏政府は14日夜、新型肺炎対策の強化を発表した。食料品店と薬局等、市民生活に不可欠な商店・施設を除くすべての施設を対象に、15日正午から閉鎖措置を適用すると発表。すべての市民に対して、基本的に自宅に留まるよう要請した。フランスにおける新型肺炎への対策は、感染拡大期に相当する第3段階を迎えた。
新たな対策は、フィリップ首相が同日夜に自ら発表した。カフェ、バー、レストラン、ディスコ、映画館など、必要不可欠ではない店舗・商店に閉鎖措置が適用される。食料品販売店、公営市場、薬局、銀行、たばこ・新聞販売店、ガソリンスタンドは営業の継続を認められる。首相はまた、食料品等の必需品を調達する、医療を受けるなどのほかは、外出して無用な接触を持たないようにするよう、全国民に対して呼びかけた。また、家族や友達の集まりも極力避けるよう求めた。半面、首相は、15日の統一市町村選挙の第1回投票については、予定通りに行うと説明した。
新型コロナウイルスの感染者数は、14日の1日間で839人が新たに確認され、1日間の確認件数としては改めて最高記録を更新した。累積の感染者数は4500人に上った。死亡者数は14日の1日間で12人増え、91人に上った。300人が重篤な状態で入院中であり、うち半数が60才未満と、より若い世代の重症化が増えていることが懸念材料となっている。これに絡んで、ベラン保健相は14日、抗炎症薬の服用が症状の悪化を招くケースが見受けられると言明。ステロイドやイブプロフェンを服用していた若い世代の患者の重症化が報告されていると説明した。保健相は、イブプロフェンやアスピリン配合の鎮痛解熱剤の服用は控え、パラセタモル(アセトアミノフェン)を優先するよう呼びかけた。
なお、閣僚の中では、ポワルソン環境閣外相の感染が11日に確認され、リエステル文化相に続く2人目の感染となった。政府は閣議の招集を中止する可能性を否定し、より広い部屋を利用して感染予防に万全を尽くすと説明している。

KSM