Column留学コラム
2018.11.13
フランス語の語学学校選びのポイント番外編 ラベルFleとは?
新学期にあわせてフランスへの留学をご検討中の方から
最近多くお問合せをいただいております。
カウンセリングをご利用いただくのが一番ご自身に合った学校を選べるので良いと思うのですが、
フランス政府が認定するラベルFLEというラベルについてご存じない方が多いようですので、
学校を選ぶ際の参考になるよう、今回は少し紹介しようと思います。
その名も星付きレストランならぬ星付き語学学校
そもそもラベルFleとは......
"「Label Qualité FLE (Français Langue Etrangère) 」は、
フランス外務省、フランス高等教育研究省、フランス文化通信省から、その教育の質と設備で一定以上の評価を受けた語学学校にのみ認定されるラベルです。"(camous Franceホームページより)"
フランスの文化通信相からのお墨付きを得た学校が持っているラベルということですね。
ただ、ラベルの取得に関してはいろいろと議論もあって、
『とりあえず政府にお金を払えばもらえるんでしょ~』とか、
『大きな学校や公立の学校が優先的にもらえるんでしょ~』というのも少し本当。
ラベル審査には、学校設備の項目もあるので、
学校内にハンディキャップの生徒用エレベーターがあるかないか、とか
非常用の出口が何個以上あるとか、
あまり授業内容とか学校の質に関して人によっては重視しない点も多く含まれているのも確かです。
もちろん、とっても良い学校でもこういうインフラが整えられないという理由だけで
ラベル認定を受けていない学校もたくさんあるのも事実ではあります。
一方でぜひ注目していただきたいのが、
どの項目で星を取得しているのかという点です。
Fle ラベルの審査項目は全部で5つ
Formation...授業のカリキュラム、教授法や使用する教材など
Enseignant...教員のクオリティ
Accueil...外国人の生徒を受け入れるための受け入れ態勢。住居手配や申込みのしやすさなど
Locaux...校舎の設備。広さやトイレの数、非常口の数やエレベーターの数など
Gestion...学校運営に関する評価。予算の設定や、価格設定の適当性など
特に注目していただきたいのは、
Formation⇒授業のカリキュラムの良さを表しますからしっかりとした教授法でフランス語を教える努力がなされているかの評価です。
Accueil⇒学生さんに対するサービスの良さ、メールのレスポンスの早さ、生徒さん向けサービスの良さなどが重視されているので
これが3つ星の学校は生徒さんの面倒見が良い学校と言えるでしょう。
このあたりに注目していただくとよいのではないでしょうか。
これからフランスへの渡航を考えていらっしゃる方、Fleラベルの星付き学校というのも
学校を選ぶ際のチェックポイントに追加していただくのもよいかもしれませんね。
ちなみにこのラベルの有効期限は4年間。というわけで4年ごと更新される点もお忘れなく。
フランスへの留学が充実したものになりますように!