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2018.10.10

フランスの教育と学校制度

フランスの教育システム

フランスの学期は9月に始まり、翌年の7月に終了します。6歳前後で小学校1年生になり5年生で終了。学年は暦年で区切るため、1月生まれの子供がその学年の一番年長ということになります。

中学校は4年間で、高校は3年間。義務教育は16歳までです。フランスの学校には小学校から飛び級や留年の制度があるため、子供の年齢と学年が一致しない場合もあります。そのため、子供の年齢を尋ねるときは、学校の学年よりも年齢をそのまま聞くのが普通です。保育園では待機児童数を減らすため、生まれ月によっては3歳に達していなくても、通常の9月開校日より以前に幼稚園に入園する場合があります。同じように小学校へも就学年齢に達していなくても、早めに入園を薦められることがあります。職業高校や職業見習い学校では、職業研修などが含まれるため、普通校とは学業期間とプログラムが異なる場合があります。
 


飛び級と留年がない場合の年齢に対応した基本的な就学年数

後期中等教育機関であるLycée の卒業時に行われる、卒業試験および大学入学資格試験であるバカロレア(Baccalauréat)と呼ばれる国家試験に合格して以降の高等教育は、学ぶ分野により期間に差があります。基本的に、学士を取得するのにバカロレア終了後3年、修士や博士号の取得は学科によりますが、5年から10年かかります。
 
幼稚園 (École maternelle)  3歳から5歳(3年間)
小学校 (École élémentaire) 6歳から10歳(5年間)
中学校 (Collège) 11歳から14歳(4年間)
普通高校 (Lycée) 15歳から17歳(3年間)

 

フランスの学校制度についてのくわしい情報は、下記のインフォメーションセンターで最新のものが得られます。進路についてのアドバイスも受けられます。
 

Centre d’Information et de Documentation Jeunesse
101 quai Branly 75740 Paris Cedex 15
TEL: 01 44 49 12 00
URL: http://www.cidj.com


学費は公立であれば、一部の費用を除いて、幼稚園から大学まで無料です。文房具、補習、預かり保育、クラス毎に個別企画される映画鑑賞等のアクティビティ費、給食費は各自の負担になります。
 

給食に関して

給食の希望は任意です。お昼休みが始まる11:30に学校にお迎えにくれば自宅で昼食を取ることも可能です。
給食費は各家庭の収入により納める金額が異なるスライド制となっています。
私立の場合は個別に問い合わせて下さい。
 

幼稚園 (École maternelle)

公立の幼稚園は住所により管轄区域があり、区役所に問い合わせをして自分の通う学校を確認し、入学前年度の12月末までに区役所にて入園登録をします(入園は翌年9月)。登録時に必要書類は全てコピーを用意し、原本とともに持参します。登録が済んだら確認もかねて入学前に予約を取り、園長先生に挨拶に行くことができます。入学前には必ず、子どものおむつが外れていることが条件となっています。

登録に必要な書類は、当然ながら全てフランス語のものを提出しなくてはいけません。したがって、日本生まれの子供の場合は早めに出生証明書などの法定翻訳準備を始める必要があります。登録には家族証明書または戸籍謄本の仏訳、健康手帳または母子手帳の仏訳、幼稚園入園用の健康診断書(フランスの小児科で検診を受けて作成してもらいます)と住居証明書、学童保険加入証明書が必要です。
私立の場合は登録開始日も必要書類も学校により様々なので、直接問い合わせをして願書の準備をして下さい。

幼稚園は年少から年長までの3年間です。公立の幼稚園では家庭の事情や子供の精神的成長具合により、半日保育を受け付けているところもありますので、必要があれば入園時に学校に相談します。
 

フランスでの学年の呼び方は次の通りです(対象年齢は生まれ月や入学の時期によって多少前後することがあります)。
 

幼稚園の学年の日仏対比

年齢 日本の学年 フランスでの呼称
3歳 年少組 Petite Section
4歳 年中組 Moyenne Section
5歳 年長組 Grande Section
 

小学校 (École élémentaire)

公立の場合、人数割当に問題がなければ居住学区内の小学校に入学できます。管轄区域の幼稚園に通っていれば、自動的に同じ地区内の小学校へ登録されます。越境入学の場合や、現在の居住区域の公立幼稚園に通っていなかった場合は、幼稚園登録と同じ要領で区役所に入学の希望を出します。
私立校の場合は学校の指示に従います。開始前に校長先生に面接のアポイントをとり、席の確認をかねて挨拶に行く事ができます。
 

以下は日仏の学年の呼び方です。フランスでは日本とは逆に、年齢が低い程学年数が高くなります。
小学校から留年や飛び級があるため、生徒の年齢と学年が一致しないこともあります。
 

小学校の学年の日仏対比

年齢 日本の学年 フランスの学年
6歳 1年生 CP(第11学年)
7歳 2年生 CE1(第10学年)
8歳 3年生 CE2(第9学年)
9歳 4年生 CM1(第8学年)
10歳 5年生 CM2(第7学年)
 

中学 (Collège) 高校 (Lycée)

公立の場合、区と区役所から居住区によって管轄区域にある学校を指定されるので、そこに申し込みます。ただし、中学と高校からは希望する外国語やバカロレア試験の準備、音楽やスポーツを専攻するといった理由から、越境入学の申請が出せます。

小学校高学年(第7学年、CM2)になったら学校と役所に相談し、希望する学校の校長から入学許可を取り付けます。私立の場合は学校により申し込み方法などが異なるので、個別に学校に相談して下さい。
 

中学校の学年の日仏対比

年齢 日本の学年 フランスでの呼称
11歳 小学6年生 第6学年(Sixième)
12歳 中学1年生 第5学年(Cinquième)
13歳 中学2年生 第4学年(Quatrième)
14歳 中学3年生 第3学年(Troisième)


高校の学年の日仏対比

(普通高校、職業高校など学校の種類によって学年の呼名が変わります。以下は普通高校の例です)

年齢 日本の学年 フランスでの呼称
15歳 高校1年生 第2学年(Seconde)
16歳 高校2年生 第1学年(Première)
17歳 高校3年生 最終学年(Terminale)
 

大学 (Université)

バカロレア(baccalauréat) という全国共通大学入学資格試験を受け、合格すれば大学に進むことができます。人気のある大学は成績により合否が決まります。通常のバカロレアの他に、インターバックという(IB)フランス語以外の外国語で受験する方法もあり、日本語の選択肢もあります。



出典:在仏日本人会 加筆:エトワ編集部

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