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2017.01.12

フランス医療制度:一般医とSSの話

一般的なケースとして、風邪などの軽度の体調不良症状では、やはりまずかかりつけ医に受診します。フランスでは予約制が一般的ですので、電話で予約を取ります。受診の際に、まずビタル・カードを提示します。一般開業医の診療所*Cabinet では、診察室で聴診器・血圧計・体温計、心電図やエコーがあれば上等なほど、日本と比べるとびっくりする位に簡素です。診察終了後、必要な検査やお薬、処置が書かれた処方箋・指示書*Ordonance が渡されます。これを持って、各検査施設や薬局、リハビリ・マッサージ師、看護師の所に、あるいは専門医や病院に行きます。

行く先々で予約を取る必要がある場合もありますので、フランスでは、元気でなければ、病気にもなれません!
悪い冗談はさて置きまして、確かに日本と比べますと全てが分業のフランスで、病気の時に各所に足を運ぶのは辛くお感じになられるでしょう。弊社リロケーション&コンシェルジュで、これらが、全て一箇所でできるワンストップ・サービスを提供しております。

2015年11月現在、セクター1と呼ばれるSS保険協定の一般医の診療報酬は、23ユーロです。この内、7割が保険から返って来て、残り3割は自己負担になります。(厳密には、プラス1ユーロ自己負担になります。)この公定診療報酬23ユーロに上乗せして、例えば、40ユーロ、50ユーロとしているセクター2と呼ばれる医師も数多く存在しますが、この場合は、公定の23ユーロの基にして差額が自己負担増となります。多くのミューチュエルは、この部分も戻ってきますので、ご自身の契約内容をご確認下さい。 極めて例外的に、セクター3と呼ばれる殆どSS保険の利かない自由診療医師も存在します。

薬局でも、ヴィタル・カードを提示して、処方箋にあるお薬を購入します。前回にお話しました様に、多くの薬局では、費用を直接請求するTiers Payantと呼ばれるサービスをしてくれますので、保険収載薬であれば、自己負担分だけ(ミューチュエルを使えば自己負担分も無く)お薬が買えます。お薬は薬効別に償還率が100%、65%、35%、0%と異なるのもフランスの特徴です。

政策指導により、(先発ブランド薬品ではなく後発コピー品、薬効は同じ)ジェネリックのお薬が勧められる場合が多くありますが、今後、日本も益々この方向に進む事が予想されます。

次に、専門医や病院での検査・手術が必要とされる中程度の症状でも、やはり、まずかかりつけ医に受診して指導を仰ぎましょう。日本とフランスの違いや、昨今のインターネット等による情報で、色々とあれこれ質問しても嫌がるどころか、むしろそのような異文化体験をウェルカムで聞く姿勢を持ってくれるフランス人の先生に何人もお会いしています。

そして休日・夜間の緊急医療。これは、待ち時間を覚悟の上で、病院のER(Urgences)に駆け込むか、宅配ピザのごとく電話1本で呼べるSOS edecinに往診を頼むか、最も緊急な事態には、救命救急車であるSAMU(電話番号15)を呼ぶ事になります。次回は、入院になった場合についてお話させて頂きます。

執筆 リロケーション&コンシェルジュ N子

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リロケーション & コンシエルジュのN子です。

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