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2016.09.15

保険証 Carte Vitale

健康保険の加入者には、15 桁のセキュリテ・ソシアル番号が付与されます。
この番号は本人の家族構成や住所、社会的身分が変わっても、常に同じ番号が維持されます。このセキュリテ・ソシアル番号が記載された、写真付きのカード、カルト・ヴィタル(Carte Vitale)が、管轄の疾病保険全国金庫(Caisse Nationale d’Assurance Maladie)から送られてきます。このカルト・ヴィタルの導入によって、診療や検査を受けたり、処方箋によって薬を購入したりする際に提出することで、疾病保険金庫からの払い戻し手続きを簡略化し、より早く払い戻しを受けることができるようになりました。

これまでは、診察料や検査料、薬代などを患者が先払いし、先方から渡される払戻し申請書(feuille de soin) に必要事項を書き込んで疾病保険金庫に郵送したのち、払い戻しを受ける形式が主でしたが、カルト・ヴィタルを診療、検査、薬の購入時に提示することによって、あらかじめ払い戻し分を差し引いた金額を支払うだけで済むところが増えてきています。また、共済保険(Mutuelle)に加入している場合は、共済保険からの払い戻しも自動的に行われるようになっています。

また、カルト・ヴィタルには個人の過去12 ヶ月に受けた治療や処方された薬、検査および払い戻し状況が記録されており、本人の了解を得、本人の同席のもとで、医療関係者はそれらを照会することができるようになっています。

出典:在仏日本人会
 


2015年11月現在、セクター1と呼ばれるSS保険協定の一般医の診療報酬は、23ユーロです。この内、7割が保険から返って来て、残り3割は自己負担になります。(厳密には、プラス1ユーロ自己負担になります。)この公定診療報酬23ユーロに上乗せして、例えば、40ユーロ、50ユーロとしているセクター2と呼ばれる医師も数多く存在しますが、この場合は、公定の23ユーロの基にして差額が自己負担増となります。多くのミューチュエルは、この部分も戻ってきますので、ご自身の契約内容をご確認下さい。 極めて例外的に、セクター3と呼ばれる殆どSS保険の利かない自由診療医師も存在します。

薬局でも、ヴィタル・カードを提示して、処方箋にあるお薬を購入します。前回にお話しました様に、多くの薬局では、費用を直接請求するTiers Payantと呼ばれるサービスをしてくれますので、保険収載薬であれば、自己負担分だけ(ミューチュエルを使えば自己負担分も無く)お薬が買えます。お薬は薬効別に償還率が100%、65%、35%、0%と異なるのもフランスの特徴です。

政策指導により、(先発ブランド薬品ではなく後発コピー品、薬効は同じ)ジェネリックのお薬が勧められる場合が多くありますが、今後、日本も益々この方向に進む事が予想されます。

提供:リロケーション&コンシェルジュ (寄稿コラム:フランス医療制度:一般医とSSの話より)

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