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2018.03.05

La bonne poire -ラ・フランスの台所-  Atsuさん



第一弾はエトワがスタートした当初からお料理レシピを提供してくださっている
La bonne poire ラ・フランスの台所」Atsuさんです。
子育てをしながら「自分らしく」活動を続けているAtsuさんにお話を伺いました。

現在の活動について、スタートのきっかけを教えてください。

レシピブログをはじめたきっかけは、フランスへ移住してからホームパーティーをする機会が増えたことです。
毎回、家族や友達を招いて料理を振舞うたびにレシピを聞かれるので、主人が冗談で「そのうち敦子がレシピサイト立ち上げるから」と言い出し、私も記録として残す意味でもいいかもしれないと思い始めました。当時はフランス語の勉強中だったのでフランス語で書くことで自分の語学の上達にもなればいいなという気持ちもありました。現在は、フランス語では日本食のレシピを書き、日本語ではこちらで学んだレシピやフランス料理を書いています。
 

レシピを掲載するにあたり、心がけていることはありますか。

掲載している日本食のレシピは簡単に作れるように、こちらで手に入りやすいもので代用することを心がけています。例えば、「お好み焼きにはこちらのキャベツは硬いので白菜を使う」、「煮物を作る時にサトイモの代わりに“トピナンブール“を使う」などですね。このサイトを見れば「必ず美味しい料理が作れる!」と思っていだけるように、分量なども何度も試作を重ね細かく掲載するようにしています。もともと、パーティーで出して喜ばれたことがきっかけなので、家庭料理だけれど気の利いたお客様に出せるものを書き続けたいと思っています。

現在はブログという形でやっていますが、私の中ではレシピは本当は手元でパラパラ見るものという感覚があるので、ゆくゆくは書籍化できたらなという夢もずっとあります。
 

その他の活動も教えていただけますか。

市の公民館的な場所などで料理のアトリエを行ったりしています。
野菜の切り方ひとつにしても方法が違うので、実際に参加してもらって楽しんでいただけたらいいなと思っています。フランス人にとって和食イコール寿司、逆に日本人はフランス料理と聞くと敷居の高いイメージが強いと思うのですが、「もっと家庭で簡単に出来る普通の料理もあるんですよ~」というのを伝えていければいいなと思っています。
 

昔からよくお料理を作られていたのでしょうか。

はい。母がピアノ教師をやっていて、夕飯を作る時間帯に仕事をしていましたので、私が8歳ぐらいの時から3姉妹交代で夕食を作っていたんですね。
その頃は「お母さんこんなの作ってたな」と、記憶を頼りに感覚で作っていましたので、残念ながら「我が家の味」として記録に残るものがないんですよね。そういう気持ちもあって、自分の娘たちに我が家の味としてちゃんと残しておきたいな、というのも活動のきっかけとしてあります。
 

フランスで生活してみえる、良い点・悪い点などあれば教えてください。

フランスは色んな人種の方がいるまさにメルティングポットですよね。
だからこそ、“他のもの”や“新しいもの”に寛容で、社会に馴染みやすいと感じています。そして新しいものに寛容な反面、伝統や職人の手仕事をちゃんと大事にしていて、建築物や家具など世代が変わっても古いものの価値が下がらない、むしろ上がっていくことに感銘を受けています。日本は新しいものが好きで、色んなものが使い捨てというか、新しいものに飛びついて古いものを壊していくことが少し悲しいなと思っているので、フランスの新しいものを受け入れつつ古いものもちゃんと継承しているところは素晴らしいと感じています。
そして、悪いところというか悲しい現実として、フランスは「サービス」という言葉が無い国だなとよく感じます。歴史的に侵略を重ねて生まれた文化多元主義というかなんでしょう、島国に生まれ育った私たちとは違う文化ですよね。相手の気持ちを第一に考えるより自分の意見や個を強く持たないと押し飲まれてしまうみたいなところがありますね。
 

女性として母としては、どう感じますか。

働く女性が多いためかママ同士の結束はとても強く、「お互い様」精神を大事にしていると感じます。例えば「帰りの電車が遅延してるから、子供のお迎え手伝ってくれない?」など、気軽に頼み、頼まれる事ができます。あと、上の子供を2歳まで日本で育てていたので、周りの人が気軽に子供を預かってくれることに当初凄くびっくりしました。フランスの女性は、母であってもいつまでも女性としての人生も大切にし、時々はシッターに預けて「映画を見に行く」とか「レストランに行く」とかを聞くたびに、子供を置いていくなんてと不思議だったのですが、今ではそれによって親子がお互いにリフレッシュでき、さらに絆が深まるいい文化だなと思っています。
 

エトワに期待すること

今、フランスに住んでいる人たちへの貢献はもちろんですが、今後フランスに来たいと考えている若い世代の人たちを刺激するような、興味を持ってもらえるような情報発信の場になると、さらに、在仏日本人ネットワークの活性化になるのかなと思っています。

今後は、エトワとコラボレーションなどをして日本人の方に向けてのフランスの家庭料理の提案やフランス人の方に向けて和食を簡単に作るレシピをご紹介するアトリエの開催などもできたらいいなと考えています。

 


戸塚 ブランシェ 敦子

La bonne poire -ラ・フランスの台所-
 

この世でいちばん好きなこと
おいしい料理とおいしいお酒を仲間と一緒にワイワイ愉しむこと!
2013年から仏人夫と、子供2人でフランスに移住。年子の育児に、ほぼゼロからスタートのフランス語習得にと、バタバタ慌ただしいながらも学びと発見にあふれる毎日。 フランスでの食生活、感動のレシピ、暮らしのヒントを綴っています。 滞在年数:5年。
 

La bonne poire -ラ・フランスの台所-

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CONTRIBUTORこの記事の投稿者

エトワ編集部

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