
2020.06.15
フランスの教育と学校制度
by エトワ編集部
フランス情報、パリを中心とした情報メディア「パリエトワ」 フランスと日本をつなぎます
2月25日 1€=128.53円 / 11℃ / 8℃
2019.02.25
パリ空港所、おもてなしチームの皆さん。(左から、DUMONT アナイスさん、TIAR わか子さん、GUEZENNEC 敏枝さん)
有志で集まり、通常業務をこなしながらおもてなしの輪を広げる活動も行っていこうという志の高いメンバーで構成されています。
質の高いサービスで知られるJALグループ。そんなJALがフランスでおもてなし講座を開催しているということで、この度JALパリ空港所にてパリエトワ編集部がお話を伺ってきました。
JALが提案するおもてなし講座とはどのようなものなのでしょうか?
── おもてなし講座の発足背景を教えてください。
敏枝さん:JALは航空業務だけではなく社会貢献にも力を入れておりまして、子どもたち向けに環境講座や折り紙ヒコーキ教室を開いたり、大人向けに礼儀作法に関する講座を開いております。
また、多くのJAL社員が接遇マナー、気持ちの表現の仕方やマインドセッティングのトレーニングを受けており、このスキルを社外の方々にもお伝えしていきたいということで始まったのがおもてなし講座です。
2020年に開催される東京オリンピック/パラリンピックに向けて「日本のおもてなし」というものへの関心が高まりつつある中、外部の企業や学校から「JALでおもてなしの教育をしているなら、それを是非うちでも教えてほしい」という声を頂くようになり、日本から始まった外部への講座がついに2018年、フランスでも開かれるようになりました。
大変ご好評を頂いており、当初は本社からスタッフを派遣していたのですが、お客様と多くの触れ合いの場を実際に持つパリ空港所スタッフが主導となり「おもてなしチーム」が結成されたのを機に今後はフランス国内の企業や学校向けに更に幅広く講習を開いていく予定です。
写真:フランス人高校生向け「おもてなし講座」の様子 パリ日本文化会館にて
── 具体的に何を学べるのでしょうか?
敏枝さん:挨拶 / 立ち居振る舞い / 身だしなみ / 表情
この基本的な4つのポイントを軸に、具体例を挙げて重要性を学んで頂きます。
自分ではしっかり出来ているつもりでも他人から見るとそうではない場合もあるので、隣の人と笑顔のチェックをしあったり、状況を設定した上でロールプレイングをして頂いたりなど実践も交えて練習をし、その後実際にどう感じたのかなどのフィードバックをお互いに共有してもらうことにより理解を深めて頂くという流れです。また挨拶をする上での正しい敬語は重要ですので、役立つフレーズといった実践的なポイントも要所で押さえていきます。
勿論、受講される方々からのご要望に合わせて適宜資料や講座内容を組み立てております。
── 日本独自のマナーは、フランス人からすれば新鮮ですよね。
わか子さん:そうですね。日本人なら当たり前に行っていることも、フランスでは当たり前ではないこともあります。
おじぎの三段階(会釈、敬礼、最敬礼)や、ものの渡し方、受け取り方の所作、間をおく話し方と聞く姿勢など、フランスでの生活で参考にしていただけることは沢山あると思います。 フランス人の委託先会社のスタッフから、「学んだことを日常で実践したら褒められた」という感想を頂いたこともありました。 我々としましても、日本の礼儀作法をフランス人に完璧に真似して欲しいというのではなく、「人からどう見られているのか」「どうすればより良い印象を与えられるのか」など考え、日常生活や仕事に役立てるきっかけになってくれたら嬉しいと思っております。
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