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2019.03.12

2019年源泉徴収制度の導入

フランスに暮らしていくうえで避けて通れないのが各種税金の支払い。フランスでの労働許可を有し、合法的に働いて報酬を得ている人はもちろん、フランスで報酬を得ていない人でも、TVA(間接税)をはじめ、住居税、テレビ税などを払わなくてはなりません。フランスの税制は種類も内容も多種に渡り非常に複雑です。支払い義務を知らずに期限を超過して遅延料を払うことになったり、手続きの不備のために心ならずも脱税行為と見なされて罰則を受けたりすることのないよう十分注意を払う必要が必要です。

ここでは2019年度1月より始まった源泉徴収制度の概要を紹介します。あくまで概要となりますので、詳細は税務署、会計会社にご確認ください。また、皆様からの生の情報をお待ちしております。


源泉徴収制度(PAS)

フランスの制度下で合法的に労働者となっている人の所得税の支払いは自己申告制でしたが、2019年度1月より源泉徴収が導入されました。これにより所得税の計算方式が変わることはなく、税額は税務世帯ごとの算出です。源泉の対象となる所得は、給与、年金、失業手当、疾病手当などで、源泉徴収は所得を支給する雇用主または委託先(会計会社)などが行います。

特別な収入に関して

給料所得とあわせて特別な収入があった場合は、別途申告が必要となります。何かしらの利益を得た場合は税務署、または専門会社等にご相談ください。
 

2018年度の税率(2017年度課税対象所得)

税率 課税対象所得(ユーロ)
0% ~9807ユーロ
14% 9,807ユーロ~27,086ユーロ
30% 27,086ユーロ~72,617ユーロ
41% 72,617ユーロ~153,783ユーロ
45% 153,783ユーロ~


フランスは累進課税

例:世帯年収42,000ユーロで独身の場合は、累進税率0%、14%、30%がそれぞれ課される為、実効税率約16%で税額約6900ユーロとなる一方、夫婦2人子供2人の場合は家族除数が3となり、世帯課税所得が14,000ユーロとなり、累進税率0%、14%のみが課され、実効税率約4%で税額約1,800ユーロとなります。

家族状況に変更がある場合

フランスは個人ではなく、夫婦単位、PACS、子などの扶養者数など世帯ごとによって所得税が計算されます。その為、結婚、出産、離婚などで世帯の構成が変わると、所得税額に変更がある場合があるため、変更がある場合(婚姻、離婚、配偶者の死亡、子供の誕生など)、60日以内に税務当局WEBサイト、または電話、窓口にてご本人が変更の届けをする必要があります。変更届けの後に税務当局があらたな税率を算出し、申請後3か月以内に新しい適用税率に反映されます。

フランス国税局のサイト:www.impots.gouv.fr

給与所得者、退職金、手当受給者

賃金、失業手当、および退職年金の納税に関しては、税金の徴収および払い戻しを担当する機関が行います。納税者が従業員である場合は雇用主、公務員、退職した場合は年金基金、求職者の場合は雇用センター。その後、納税者への毎月の支払いの前に、給与、退職年金または失業手当から税金が直接差し引かれます。従業員が疾病手当を受給する場合も同じ規則が適用されます。

自営業者

定義上、非給与所得(トレーダー、職人、年金受給者、農民、自由業など)に関しては源泉徴収税はありません。詳しくは税務署等にご相談ください。
 

確定申告は必要

2019年1月からの給与所得者の給料明細からは引かれた金額で入金されています。この源泉徴収額は2018年5月に行った2017年の収益宣言に基づく利率になっており、2019年5月には2018年に受け取った所得の申告をしなくはなりません。

所得申告は、前年の1月1日から12月31日までの期間の収入に対して行います。
 

2019年今後の支払い予定

2019年1月 源泉徴収(2018年5月の2017年の収益宣言に基づく利率)
+特定の税額控除に対する前払いの支払い
給料所得者は税引後の金額を受け取り
2019年2月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
2019年3月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
2019年4月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
2019年5月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
+2018年に受け取った所得の申告
2019年6月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
2019年7月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
2019年8月 源泉徴収(2017年の所得税申告に基づく税率)
+2018年に発生した費用の控除と税額控除の残高の支払い
+2019年の納税通知の受領
2019年9月 収入の源泉徴収
2019年5月に行われた2018年の所得申告からの利率の更新
(翌年の9月1日から8月31日までの短期控除率のこの年間更新)
2019年10月 源泉徴収
2019年5月に提出された2018年の所得税申告に基づく税率)
2019年11月 源泉徴収
2019年5月に発行された2018年の所得税申告に基づく税率)
2019年12月 源泉徴収
2019年5月に提出された2018年の所得税申告に基づく税率)。

出典:Droit-finances

 

納税方法

フランス国税局サイトへアクセスし、送られてきた申請用紙に書いてある番号を入力します。
同じサイトで、所得税の金額を試算することもできます。
所得税の引き落としは月々、年4回、年1回払いなどにすることも出来ます。
 

税金番号(numéro fiscal)を持っている場合

昨年度の納税申告書、昨年度申請したページの一番上に記載されています。







 

税金番号(numéro fiscal)を持っていない場合

ご自身のCentre des Finances Publiquesから取得してください。
詳細は最寄の税務署にお問い合わせください。
https://www.impots.gouv.fr/portail/contacts?778



出典: impots.gouv.frClair Paris / Droit-finances
 

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