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2021.07.19

これからもフランスと日本の架け橋に。日本航空パリ線就航60周年イベントレポート

2021年6月6日(日)に、シャルル・ド・ゴール空港にて日本航空パリ線就航60周年記念イベント「ゲートセレモニー」が開催されました。


(写真)JL046出発お見送りの様子

1961年6月6日D C -8型機によって、東京−パリ線の運航が開始され、今年60周年を迎えます。当時D C -8型機は「空の貴婦人」と呼ばれており、空の旅も今よりもずっと長いもの。現在は直行便がありますが、当時はアンカレッジ、コペンハーゲン、ロンドンを経由しパリに到着するという航路でした。
ゲートセレモニーを企画した日本航空パリ支店に、ゲートセレモニー実施の想いについて伺いました。「こうしてこれまで無事に運航できたのは、日々ご利用くださっているお客様、関係者の皆様、また日本とフランス両国の地域社会のお陰と考えており、私たちはその感謝の想いを伝えるために、コロナ禍でも安全に充分に配慮したセレモニーを企画致しました」。

セレモニーの開始前には、今回日本から渡仏された方々を乗せた到着便への放水アーチがありました。季節の変わり目ということもありぐずついた天気が続いていましたが、この日は幸いにも天候に恵まれ、消防車2台による放水のアーチが青い空に美しい放物線を描いていました。



17時から搭乗口前では、ソーシャルディスタンスなど細心の注意を払いながらイベントを開催。
開式にはフランス人の方による琴と尺八の演奏が行われ、空港内を行き交う人も立ち止まり響き渡る音色に耳を傾けていました。

開会の挨拶は日本航空パリ支店長の西澤宏章氏が務めました。
「こうして無事に60周年を迎えることができました。これからも〈出会いと感動のお手伝い〉をしていきます。アフターコロナを見据えて、リアルとオンラインが融合した旅のご提案をはじめとした、隔たりを感じることなく誰もが旅を楽しめるような企画をしていきます。
そして、2050年ゼロ・エミッションに向けて、省燃費機材への更新やバイオジェット燃料の開発、使い捨てプラスチックの削減などCO2排出量削減を目指します。これからも皆様への感謝の気持ちを胸に、とりわけSDGsや地域交流、地方創生に力を注いでいきます」

そのほか、駐フランス日本国大使  伊原純一閣下、DGAC(Direction Generale Aviation Civil)  Ravo RANDRIA氏、パリ・シャルル・ド・ゴール空港総裁 Marc Houalla氏らも招待されました。
 
客室乗務員による歴代制服披露も行われ、今では見ることのできない昔の制服が会場を彩ります。歴代制服の紹介とともに、その制服が使われていた時代の飛行機にまつわる出来事も併せて紹介され、搭乗を待つ乗客の方々も関心を寄せていました。


 (写真)歴代の制服のうち5着が紹介された。左から古い順番。 
 
襟が特徴的な1961年の制服は、3代目の制服。(写真一番左)1974年には10年の建設期間を経てシャルル・ド・ゴール空港が完成します。
1976年に世界的デザイナーである森英恵氏がデザインした制服は、初めてスカーフが導入されます。この年は、ボジョレーヌーボーが初めて空輸された年でもあります。(写真左から二番目)
世界で初めてシベリア上空を飛ぶ便がスタートした1986年の制服は、「スチュワーデス物語」にも登場したことで話題になりました。歴代の制服の中で一番長く着用されたものです。(写真中央)
2004年から着用された9代目の制服は、シングルスーツに金ボタンが3つついたエレガントなもので、スカーフはピンク、ブルー、グリーンの3種類。(写真右から二番目)1984年から空中のCO2を観測する取り組みが行われており、2005年には初めてジャンボ機での観測が始まります。
2020年から現在まで着用されている11代目の制服は、再生ポリエステルが使用され環境にも配慮されたもので、多様性を意識し初のパンツスタイルを導入したことも話題になります。(写真右)
コロナ渦で厳しい制限のなか日本航空は2020年7月1日に復便を果たし、現在では本邦航空会社最多である週5便を運航し、日仏間の渡航維持に努めています。
 
歴代制服披露のあとは記念グッズの紹介が行われました。



この特別な日に日本へと飛び立つ便に搭乗した方々に贈られた記念グッズは、SDGsの観点から一つひとつ丁寧に想いが込められたもの。
かつては大空を飛んでいた飛行機の使わなくなった機体の一部から、現役整備士が安全を願って磨き上げたキーホルダーは、ひとつの機体からふたつしか取れないそうです。
フランスの森林を守り持続可能な社会を実現するために植樹をしているエコツリー社と組み、ブルゴーニュ地方の森の「木のオーナー」になることができる植樹券も同梱されました。木製のカードに書いてあるコードで、木の位置や成長過程をG P Sにより確認することができます。
日本で最も有名なショコラティエの一人であるジャン=ポール・エヴァン氏によって、この日のために用意された限定のボンボンショコラは、カカオ生産者を第一に考え、環境に配慮されたカメルーン産の高品質カカオを使用。包装は極力プラスチックの使用を減らし、全て再生素材で作られたものだそうです。
これらのアイテムを包んでいるのが、100%オーガニックコットンで作られ、環境に優しい自然由来の染料を使用したMade in Franceの60周年記念オリジナル風呂敷です。
 
日本との縁も深いジャン=ポール・エヴァン氏が今回のために作製した「パリ=トーキョー」チョコレート


 
60周年の感謝と、これからも安全・安心のフライトを提供していくという日本航空の想いが詰まったセレモニーが無事閉幕。


 
乗客の方々の搭乗が済んだあと、フライトの無事を祈って日本航空スタッフによるお見送りが行われ、飛び立った飛行機が見えなくなるまで手を振っていました。
 


日本航空 (JAPAN AIRLINES)

1951年設立。 
今年で設立70年。
今後も多くの方々や物が自由に行き交う、心はずむ社会・未来において
世界で一番選ばれ愛されるエアライングループを目指します。
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エトワ編集部

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