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2017.11.22

アパートの見つけ方



フランスに到着したら、まずはさっそく住まい探しです。到着後の手続きのもうひとつの重要事項である滞在許可証の申請でも住所が必要となります。赴任で前任者の住居を引き継ぐ場合や、ホームステイなど、すでに住所が決まっている場合を除き、慣れない土地、しかも言葉も習慣も違う外国で住居を探すのはなかなかの難題です。

特にパリは慢性的な物件不足の状態のうえ、よい物件は非常に競争率が高いのが実情です。「よい物件は簡単には見つからない」ことをまずは肝に銘じて、根気よく探していくことが肝心です。
以下パリで賃貸アパートを探す場合を例に、アパート探しの一般的な方法と、契約や住むに際して留意すべき点などを挙げておきます。
 


まずは短期の宿泊場所を確保

定住居が決まるまでの滞在先としては、ホテルや短期貸しのアパートなどがあります。最近ではサイトを通じて日本から予約が可能な短期アパートを斡旋する業者も増えてきました。あらかじめ「このあたりに住んでみたい」という地区があるなら、その地区にあるホテルや短期貸しアパートに滞在してみるのも、地区の実際の様子などを知るにはよい方法といえるでしょう。
 

‘ 土地勘’ を養う

とりあえずの滞在先に落ち着いたら、まずはパリの地区ごとの特徴を自分の目で確かめてみることが大切です。パリ市は東西12km、南北9km という、東京の山手線内側ぐらいの比較的小さな面積しかありませんが、高級アパートが立ち並ぶ住宅街から、大学や研究機関が多く集まる学生街、庶民的でにぎやかな下町、移民が多く住むエスニック色の濃い地域など、地区によってまったく違う雰囲気を持っています。
これから通うことになる勤務先や学校への交通の便などを考慮しながら、いくつか候補の地区を選び、じっさいに歩いてみることをおすすめします。これまで観光や出張でパリを訪れたことのある人も、今度は「生活する」という視線で改めて見直してみることが大事です。パリ在住の知人友人がいる場合は、住んでいる地区の様子などを聞いてみることもおおいに参考になります。

一般的な特徴としては、駐車場がついた家族向けのモダンなアパートはパリ15区と16区、郊外のブローニュ周辺に多くあります。この辺りには日系やアジア系の食料品店もあり治安も良いため、駐在員家族や日仏家族が多く住んでいます。ただし、当然ながら家賃相場は高めです。
学生向けの小アパートはパリ全区にありますが、競争率が高いので、外国人の場合は一年分の家賃前払い等を請求されることもあります。家賃との兼ね合いもありますが、軽犯罪の多発する国鉄の駅周辺や繁華街、移民街などは避け、できるだけ治安の良い地域を選ぶことをおすすめします。

同じ家賃で少しでも広いアパートに住みたい、楽器の練習の必要がある、自宅をアトリエとして使いたい、などの希望のある人は、パリの郊外に住居を探すという選択肢もあります。郊外地区は閑静な住宅地も多いいっぽうで、場所によってはかなり治安が悪い犯罪多発地区もあるため、住んでみてから後悔することのないよう、事前のリサーチをしっかりしましょう。

 

賃貸アパート情報の探し方

パリでの住居は、入居予定日の一ヶ月前から探すのが一般的です。物件情報を得るには大きく分けて以下の方法があります。
 

不動産屋を通して探す。

  現地の不動産屋は街の至る所にあり、ほとんどが店のウィンドウに物件情報を掲示していますので、どのような物件があるか見ることができます。通常、不動産屋が扱う賃貸(locations) 物件は、売り(ventes) 物件に比べて非常に少ないのが実情です。
日本人が経営する、あるいは日本人スタッフのいる不動産屋では、日本人向けの物件も豊富で日本語が通じるので、これらの不動産屋を当たってみるのもいいでしょう。
 

情報誌や新聞の賃貸広告を見て、直接問い合わせる。

現地の新聞では、Le Figaro 紙にいちばん不動産情報が多く載っていますが、大勢の人が見ているので競争率も高く、めぼしい物件はあっというまに借り手がついてしまいます。その他では不動産専門の情報誌「de particulier à particulier」(http://www.pap.fr)などもあり、主に家主が直接広告を出
しています。これらに目を通して電話などで連絡するわけですが、こちらは外国人というハンデを負っているうえ、かなりのフランス語能力が求められるので、来たばかりだと少々ハードルが高いかもしれません。
現地の日本語フリーペーパー「OVNI」や「エトワ」などにも、賃貸アパートの広告が載っています。掲載主は当然ながら日本人の借り手を希望している場合がほとんどですから、交渉もスムーズにいく可能性が高いといえるでしょう。
日本語フリーペーパーは、在仏日本人会をはじめ、日本レストランや日系のお店などで入手できます。ただし、広告主の身元を保証するものではないので、各自で判断する必要があることを忘れずに。疑問点などは曖昧にせず、しっかり確認することが大切です。
 

日系の商店・施設などにある情報掲示板の広告を見て、直接問い合わせる。

在仏日本人会では、賃貸物件の情報を張り出した掲示板を設置しています。また日系食品店や日系の書店などでも、アパート情報の広告が張り出されていますので、これらをチェックしてみるのもひとつの方法です。こちらもフリーペーパーの広告同様、掲載主の信用度を保証するものではないので、各自で判断が必要です。

※こちらは悪徳仏人仲介業者、日本人仲介業者等のトラブル例も報告されています。きちんと判断してください。
 

賃貸アパートの種類

アパートには家具付き物件(meublé)と家具無し物件(vide)があります。家具無し物件は通常三年更新の長期契約物件です。ただし、契約期間内でも退去通知を家主に出して契約を解除することもできます。家具付き物件は家具や生活用品一式をゼロから買いそろえる必要が無く、すぐに新生活を始めることができます。ただし、家具付き物件の場合は契約が一年更新なので、希望の滞在期間以前に退去を求められることがあります。

出典:在仏日本人会
 

 


Uさんからの体験談

23歳学生です。
語学のため、最初の6ヶ月はフランス人家庭でホームステイをしていましたが、後に一人暮らしになりました。物件探しは、フランスで発行されているフリーペーパーの掲示板や在仏日本人向けのサイト内の掲示板を使いました。これらの掲示板では、だいたい直接大家さんとやりとりすることになります。
私が物件を探したときに重要視したのは、家賃に水道代、電気代、ネット代が全部含まれているかどうかです。だいたいパリの家賃には水道代が含まれていますが、電気代などその他のものは含まれていなかったりします。もちろん自分で契約し、家賃とは別に各費支払うことも可能ですが、前の住人から名義を変更したりする作業が複雑だと聞いていたので、家賃にすべて費用が含まれている物件をさがしました。掲示板等を使って探すときの難点は、騙そうとしてくる人やたくさんの人が見ているので、いい物件は条件(短期賃貸希望者ははじかれたり)が合わないとなかなか入居決定まで至りません。パリに来てから物件を探すのであれば、自分の目で必ず内見をし、アパートの管理者とちゃんと話したほうがいいです。
とくに保証金などが返ってくるかどうかは、契約前に絶対に確認しましょう。自分で物件をさがす場合は、引っ越す2-3ヶ月前から物件探しをはじめたほうがいいと思います。
掲示板で自分で探すのもいいですが、なにかトラブルがあったときに、不動産屋さんが仲介してくれるので、金銭的に余裕のある方は不動産屋さんを通して見つけたほうがいいと思います。
 


Nさんからの体験談

ワーキングホリデーで渡仏。パリでのアパート探しは本当に大変でした。
日本語サイトがある現地仲介エージェントに連絡を取っていましたが、そこの会社は仲介業者なので、めぼしい物件を紹介してくれた後、内見の連絡などは直接大家と英語かフランス語になり、断念しました。
ワーホリはフランスでは「無職」扱いになる為、フランスの不動産屋では現地に住む「保証人」が必要になるので、難しくやはりこちらも断念しました。
日本の不動産会社から借りましたが、自分の貯金があっても父親の収入証明などの書類が必要でした。
 

Mさんからの体験談

フリーペーパーに掲載していた仏人仲介人(日本語が話せる)に脅され大変な思いをしました。前金を現金で払ってしまったまま、連絡がなくなりました。絶対に現金で払わず、小切手など自衛できる形で払ってください。文句を言って、怒鳴られ脅され怖い思いをしました。
また、私自身は体験していませんが、同じ仲介業者でトラブルにあった女性がいます。部屋にカメラがあったり、勝手に入られたりします。
 

CONTRIBUTORこの記事の投稿者

エトワ編集部

エトワ編集部

Paris et toi(パリエトワ)編集部です。皆さまのお役に立つ記事を執筆します。

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