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TOPICSトピックス

2016.09.16

相続

フランスの遺産相続は日本と大きく異なります。是非一読ください。


フランスの遺産相続法(自分を守るために…)
これまで、遺産相続について、全く知らなかったのですが…

うちはたいした財産もないし、今回、私は直接の相続対象にはなりませんが、色々と気になったことがあって、調べてみると、不思議なことがたくさん分かりました。
ご存知の方も多いと思いますが、何かの参考にもなるかと思いましたので、書いておきます。

まず、日本の場合は、なくなった人の遺言が残されていない場合、相続分は、妻子がいる場合、まず配偶者が1/2を取り、残りを子供の人数で分ける、というスタイルです。
つまり、お父さんが亡くなった場合、お母さんが半分で、子供がふたりの場合は、残りの半分を子供ふたりで割る(つまり、子供ひとりにつき1/4)ということになります。

私はてっきり、フランスも同じだと思っていたのですが、何かの話で、夫が、「フランスの場合、ちゃんと遺言しておかない限り、配偶者は、相続権がないんだよ!」と言うので、ビックリしました。

それで調べてみると、フランスでは、遺言がない場合は、生存配偶者(亡くなった人の夫または妻)ではなく、子供に全部、相続されるのだそうです。

ちなみに、夫婦が住んでいる家を子供が勝手に処分して、老いたひとり親が、住むところにも日々の暮らしにも困る、という現象が起きないように、子供が家を相続しても、親が死ぬまで住む権利を与える、というような取り決め(usufruit)はできるそうです。

うちは別に、そんなにたいした財産があるわけではないのですが…
ただ、うちの上の子は、連れ子なので、法的に私とだけ親子関係があり、夫とはないので、その点が気になっていました。
つまり、夫が先に死んだ場合、もし遺言がなければ、自分と法的に親子関係のある下の子だけに、夫の遺産が行ってしまいます。
これも、ちょっと子供ふたりの公平性の面で微妙だな、と思ったのですが…
逆に、私が先に死んだ場合、ふたりの子供が遺産を相続するわけですが、上の子供と生存配偶者である夫の間には、法的関係がないので、こちらも微妙です。

実際には、夫の両親も、前もって遺言を用意しておいたのか、お義母さんが亡くなったときに、お義父さんがすべてを相続したようです。
うちの場合、夫の両親と同じく、お互いのうち、どちらかが亡くなったら、生存配偶者がすべてを相続することと、そのかわり、子供が25歳~30歳ぐらいになって、自分の家を買いたくなったときに、贈与の形で援助してあげられるように、そのときに備えて、お金を積み立てておく、という点で、夫婦の間で合意しています。

祖母の死がきっかけで、こんな話題が出たので、うちも、近いうちにノテール(notaire=公証人)という、法的な書類関係だけを担当してくれる弁護士さんみたいな人に、きちんと書類を作ってもらうつもりでいます。

うちのケースでは当てはまりませんが、一番注意が必要なのは、フランス人と国際結婚をしていて、子供がいない夫婦の場合だと思います。
つまり、フランス人と結婚していて、子供がいない場合、相手が先に亡くなった場合、自分ではなく、相手の兄弟に相続権が生じて、自分は、ちゃんと取り決めがないと、住処にも困る状態になる可能性がある、ということらしいのです。

人を疑ってかかるのは良くないことだし、世の中、悪い人ばかりではないと思いますが、お金のことが絡むと、人間の嫌な面が出て、しなくてもいい嫌な思いをしたり、実際に困った状況に追い込まれることもあると思います。

縁起でもない話ですが、人生なにがあるか分からないので、こういうことはあらかじめきちんと調べて、書類を作っておくに越したことはない、と思います。

※色々とインターネットで調べて書きましたが、私は法律の専門知識はありませんので、皆様の責任でフランスのノテール(公証人)等にご相談になることをお勧めします。


出典:JUGEMブログ「国際結婚しかも子連れ再婚」:サラさん記述

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エトワ編集部

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