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TOPICSトピックス

2017.12.28

フランスの年金制度

老齢年金保険(assurance vieillesse)

フランスの年金制度は積み上げ方式で現状、次の3 つの制度から成っています。

  1. REGIMES DE BASE、基礎年金制度
  2. REGIMES COMPLEMENTAIRES、補足年金制度
  3. REGIMES SUPPLEMENTAIRES 任意加入年金制度
基礎年金、補足年金は強制加入年金でその徴収、支給方式は日本の国民年金、厚生年金と同じシステムです。通常、「分配制度(REPARTITION)」と呼ばれています。この分配制度は今現在働いている人から徴収した年金積立金を元金にすでに退職した人に年金を支給する制度です。自分が徴収された積立金を将来退職した時に年金として受け取るわけではありません。

この制度は「世代間の連帯」の原則によって成り立っていますが、就業者と退職者の比率、つまり年金の積立金を徴収されている人と年金を支給される人の割合がアンバランスになると年金制度自体が崩壊してしまいますが、フランスではこの年金制度が崩壊してしまうのではないかと議論されています。

任意加入年金には企業積立年金、個人積立年金などがあります。この任意加入年金制度は基礎年金、補足年金の「分配制度」とは違い自分が積み立てた積立金を将来年金として支給される「積立方式」になっています。
 

1&2 基礎年金、補足年金制度

基礎年金制度、補足年金制度は強制加入で就業形態によりそれぞれ以下のような年金基金に積立金を積み立てています。

就業形態基礎年金制度補足年金制度
  • 一般サラリーマンRGSS ARRCO、AGIRC
  • 農業従事者MSA ARRCO、AGIRC
  • 商業従事者ORGANIC
  • 自由就業者CNAVPL、CNBF CNAVPL、CNBF
  • 公務員RSSS RSSS

それぞれの年金基金は地域別、職業別にさらに細かく下部年金基金に分かれています。ちょっと極端ですが下部年金基金は星の数ほど存在します。どの下部年金基金に積立金を積み立てるかはある程度の選択の自由が企業、独立就業者に認められています。
 

3 任意加入年金制度(企業年金、個人年金)

任意加入年金制度は「積立方式」ですから積立てれば積立てるほど受け取る年金額が増加します。
企業年金は税法上、企業にとっても個人にとっても非常に有利になっています。企業にとっては企業負担分の積立金が経費としてみなされ、個人負担分の積立金には所得税に対する優遇措置が取られています。
ご自身が実際にどの年金基金、および下部年金基金に年金の積立金を積立てているか、また、今までどこに積立てていたかを調べ知っておくことは非常に大切なことです。

(この項の寄稿:ASSETS 総合保険代理店 日系顧客担当 石井 宏)

 

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エトワ編集部

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