ストックホルム国際平和研究所(Sipri)が毎年発表する集計結果によると、ドイツの武器輸出は、2021-25年の期間に、その前の5年間と比べて15%の増加を記録した。世界の武器輸出全体の増加率は9.2%で、それを上回る増加率を記録した。世界輸出に占めるシェアは5.7%となり、中国(5.6%)を抜いて世界4位となった。ドイツの場合、ウクライナ向けの支援が武器輸出を全体として押し上げている。ウクライナ向け武器輸出は全体の25%程度を占めており、これに、エジプト(14%)とイスラエル(10%)が続いた。ドイツの武器輸出の41%は欧州諸国向けとなっている。なお、ドイツは2026年に115億ユーロのウクライナ向け軍事援助を行う予定で、最大のウクライナ支援国となっている。
武器輸出のシェアが最大だったのは米国で、42%を占めた。フランスが9.8%で2位となり、ロシア(6.8%)がこれに続く。米国は、ポーランドや英国向けを中心に欧州への武器輸出を拡大しており、上記の期間に200%を超える増加を記録した。欧州に供給される武器の一部が、欧州諸国の負担によりウクライナに供給されている。なお、欧州諸国が輸入する武器の48%は米国製が占めており、以下、ドイツ製(7.1%)とフランス製(6.2%)が続いた。