スイスの食品大手ネスレは3月28日までに、チョコレート菓子「キットカット(KitKat)」の製品が輸送中に盗難されたことを明らかにした。イタリア中部にある工場から、ポーランドに向けて出発した12トントラックが、16日から22日にかけて途中で行方不明になったという。トラックはキットカットの新製品(詳しい内容は公表されていない)41万3000本を積載して出発、イタリアからポーランドに至る道程の途中にある複数の流通拠点に積荷を分散して届ける途上で姿を消した。トラックがどの地点で消失したのかは明らかにされておらず、ネスレは関係各国の当局及び協力先の企業と密接に協力していると説明している。
今年は4月5日に来る復活祭はチョコレート消費が集中し、メーカーにとっては書き入れ時に当たる。ネスレは、今回の事件について、復活祭を前にしてキットカットの供給に一部で困難が生じる可能性があると説明している。ネスレはまた、出荷品のトレーサビリティを確保する手段を整えていることを指摘。各製品のバーコードからそれが盗難品であるか否かを確認できるといい、盗品の横流しを把握する手段があることを示唆している。