バルビュ・エコロジー移行相は7月15日、干ばつ対策班を招集し、現状の確認を行った。2013年以来の厳しい状況にあると発表した。
全国の地表水の水位は、全体の3分の1ヵ所近くの測定ポイントにおいて、過去20年間に観測された最低値を下回る水準に下がっている。春季の降水量は全国的に概ね平年並みだったが、猛暑の影響で地表水の目減りが大きくなっている。現在、全国で12万人に飲料水の適正な供給が行えない状態になっている。地下水系の水位は、地表水に比べると、今のところは良好な水準にあるが、通常よりも早いペースで低下に向かっているという。
全国の99県において、何らかの消費制限(私有プールに水を溜めない、洗車や庭の散水を見合わせる、一部の工業目的での使用の禁止など)が適用されている。渇水状況は、指定なしから、警戒、警報、強化警報、危機という全5段階に分類され、随時公表されている(「vigieau.gouv.fr」にて確認可能)が、現時点では、43県が危機に指定されており、27県が強化警報の対象となっている。
農業生産への影響が懸念されている。また、干ばつに関係して、山火事・森林火災の被害も拡大しており、今年に入ってこれまでに3万ヘクタール余りが焼失。パリ南郊フォンテーヌブローの森の火災が象徴するように、これまでは被害が少なかった北寄りの地域でも発生が増えている。