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STグループ、亜麻を原料とする複合材料を開発:自転車フレームに実用化へ

炭素複合材料を専門とする仏STグループは、亜麻を原材料とする複合材料製の自転車フレームを商品化するプロジェクトを進めている。

STグループはトゥールーズ地方に本社を置き、従業員数40人。2026年の年商は490万ユーロを見込み、前年の310万ユーロから大きく増える。去る4月には、フランスのトークン化市場Lise(Lighting Stock Exchange)で初の上場を果たした(210万ユーロを調達)ことでも話題になった。航空機用の複合材料製の部品を製造し、エアバスやダッソー、軍用ドローンのメーカーなどに供給している。

研究開発の新プロジェクト「Linnov」では、亜麻糸で得られた繊維をポリマー化により強化し、軽量で堅牢な新材料を得ることが目標となる。公的投資プラン「フランス2030」の支援対象にも選ばれた。プロジェクト総額は112万ユーロで、その半額を国が援助した。 亜麻は世界生産の3分の2がフランスに集中している。降水量が少なくても栽培が可能という利点がある。これを新材料の原料とする。炭素繊維と比べて低温でポリマー化が可能で、エネルギー投入量が少なくて済むという利点がある。もう一方の原料であるレジンも、将来的に100%植物由来とすることを目指す。現在は新材料の機械的特性の検査を行っている段階にあり、それと並行して、強度と費用の点で有利な一体成型型のフレームのデザインの準備を進めている。電動自転車向けのフレームのプロトタイプを2027年半ばに完成させる計画で、2030年までの量産化に期待する。

KSM News and Research