高速鉄道車中の盗難事件が報じられた。35万ユーロ相当の金品が盗まれたという。
事件は7月27日（日）昼過ぎ、エクサンプロバンス発パリ行きの高速鉄道TGVの車中で発生。カナダ人経営者のアレクサンドラ・Nさんはフランス人の夫と共に1等車に乗り込み、座席の下にヴィトンの旅行カバンを置いた。車両はすいていたが、2人のすぐ後ろに男女2人連れが着席。この2人連れは途中駅のアビニョンで下車したが、その後で被害者はカバン内にあった金品がなくなっているのに気付いた。ロレックスの腕時計、カルティエのブレスレット、デビアスのペンダントなど、多数の宝飾品が奪われた。エルメスのハンドバッグと財布も盗まれた。被害総額は35万ユーロ余りとされる。被害者は被害届の中で、14時45分頃に足元に何かぶつかったような気がしたが、気に留めなかったと証言している。これは、すぐ後ろに座った女性が、金品を取り出した後にカバンをもとの位置に戻すときに、わずかにぶつかったものと考えられている。