日刊紙ルフィガロの集計によると、パリ株式市場CAC40指数の構成企業(40社中39社を集計)の1-6月期純利益の合計額は508億8000万ユーロとなり、前年同期比で30%の減少を記録した。前年同期(12.9%減)を上回る後退を記録した。売上高は6.2%の減少(前年同期は2.8%の減少)を記録した。
自動車と高級ブランドの後退が目立った。防衛、金融、航空宇宙の各部門は健闘した。エアバスは84.8%の増益を記録。増益率は、ソシエテジェネラル銀行で71%、ビューローベリタス(検査・認証)で37.6%を記録した。
これとは別に、8月1日の世界の株式市場は軒並み大幅安を記録した。米国の雇用統計が予想より悪く、米国経済の先行き懸念に関税引き上げが追い打ちをかけるリスクが鮮明になったことが影響した。パリ株式市場のCAC40指数も終値で3%近くの後退を記録。銘柄別では、業績見通しの下方修正が嫌気され、TP(コールセンター)が20%を超える下落を記録。アクサ(保険)は堅調な業績だったものの、7%近くの大幅安を記録した。