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デカトロン、パリ市内に小型店をオープン:新戦略を体現

スポーツ用品販売大手の仏デカトロンは8月27日、パリ市内の8番目の店舗をモンパルナス地区レンヌ通りにオープンした。同社は2年間の出店凍結を経て、昨年に4店を開いて店舗網拡張を再開。今年は5店のオープンを計画しており、今年に入ってからでは3店目の開店となる。

新店舗は700平方メートルと小型で、市街地内の小型店舗「シティ」としてはフランスで10店舗目となる。デカトロンは郊外型の大規模店舗(国内に300店舗を展開)を柱としているが、小型店舗の展開は2010年代半ばに着手した。モンパルナス店では、取り扱うスポーツを絞り込み、専門性の高い顧客体験を提供することを目指している。今年5月にボルドーに開いたランニング専門店も同じ方針に基づいている。

デカトロンは収入の4分の1をフランス国内で達成している。昨年からは割安志向をさらに強め、昨年中に5回に分けて1500品目を対象に値下げを実施した。その成果もあって、1-7月には前年同期比で4%の増収(売り場面積の増加分を補正後)を達成した。スポーツ用品市場全体の成長率はマイナス2.8-プラス1%と予想されており、市場を上回る販売が達成されている。この秋の新学年の需要期には、アディダスなど大手ブランドの製品の特売キャンペーンを集客の柱に据える。デカトロンはこれら大手企業との契約において、有利な条件での値引きを勝ち取っており、それを消費者に還元する。デカトロンは割安のPB商品を主力としており、大手ブランドは18%を占めるが、大手ブランド品でも割安をアピールする。

KSM News and Research