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昨日の抗議行動、前回よりも小規模に

仏警察の発表によると、10月2日の抗議行動の参加者は全国で19万5000人となり、前回(9月18日)の50万5000人から大きく後退した。パリでは2万4000人となり、やはり前回の5万5000人を大幅に下回った。労組CGT発表の数字でも、全国で60万人と、前回の100万人強から減少した。

今回の抗議行動は、前回の抗議行動後に開かれたルコルニュ首相との協議を不満として、労組の呼びかけで行われた。組閣前である上に、予算法案も正式に発表されていない中で、具体的な矛先は乏しく、参加は盛り上がらなかった。ルパリジャン紙によると、デモの際には、Z世代の反体制派の間で世界的に広がる「ワンピース」の麦わらの海賊団の旗、労働運動の赤旗、リージョナリストが掲げる地方の旗にまじって、パレスチナ国旗も見受けられ、現状に不満を持つ勢力が抗議行動に集まっている。労組側も、7日に予定される所信表明演説を待ってその後の対応を決めると、圧力の手を緩めていない。

KSM News and Research