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季節性インフルと新型コロナの予防接種、14日に開始へ

季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の予防接種キャンペーンが10月14日(火)に始まる。これを前に、新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にある。

季節性インフルエンザの予防接種は、65歳以上の人、心臓又は呼吸器の疾患がある人、慢性肝炎の患者、肥満症の患者、妊婦、医療施設の入院者、客船や旅客機の乗組員・添乗員、医療スタッフ等には強く推奨される。これらの人々は無料で接種を受けられる。2歳から18歳までの人も接種の推奨対象だが、健保による費用負担は65%までとなる。それ以外の人は有料での接種となる。

新型コロナウイルスの予防接種も、65歳以上の人などが強い推奨が対象となる。推奨対象の人以外も、無料で接種を受けることができる。季節性インフルエンザと新型コロナウイルスのワクチン接種を同時に行うこともできる。 予防接種キャンペーンの開始を前に、新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にある。組織的な検査が廃止されているため、正確な状況は把握できないが、実施された検査に占める陽性の割合は現在24%まで上昇、3週間前の8%と比べて明確に増えている。主流となっているのがオミクロン株に属する変異種のXFG(通称「フランケンシュタイン」)で、LF.7とLP.8.1.2の2種が合わさって出現したという。14日より接種が始まるワクチンはうちLP8.1.2に対応しており、一定の効果が期待できる。

KSM News and Research