欧州連合(EU)は10月25日から26日にかけての夜間に、夏時間から冬時間に移行する。移行のたびに夏時間の功罪が議論になるが、欧州委員会は23日、夏時間制度の廃止をあらためて支持した。欧州委はすでに2018年から廃止を提案している。EU市民を対象とする世論調査で84%が廃止に賛成しているという。欧州議会も廃止案を承認済みだが、加盟国間で合意が不成立なために実現していない。
欧州委は廃止論を補強するために、新たな調査を要請した。また、加盟国中では特にスペインが先ごろのエネルギー相理事会の機会に、廃止論を唱え、ポーランドやフィンランドが支持したという。