スペインで1月18日夜に高速列車の脱線・衝突事故が発生した。19日時点の集計で、39人が死亡し、123人が負傷した。負傷者のうち重傷者は24人、それとは別にさらに重篤な状態の負傷者は5人を数える。
事件は19時45分にアダムス市(アンダルシア州コルドバ県)の高速鉄道線路で発生。Iryo(イタリア国鉄FS傘下)のマラガ発マドリード行きの高速列車の最後の2両が脱線して、反対方向の線路にせり出した。そこに、ウエルバに向かうスペイン国鉄RENFEの高速列車が時速200km近い速度で到来して衝突した。RENFEの先頭車両2両が脱線し、線路下方に転落した。4メートルの転落となった。RENFEの運転士はこの衝突で死亡し、先頭車両に乗っていた53人の乗客、そしてIryoの脱線車両に乗っていた乗客らを中心に、多数の死傷者が出た。 事故現場の線路は直線で、最近に保線工事がなされたばかりだった。また、Iryoの車両も4年前に投入されたごく新しいもので、スペイン政府は発生した事故について、極めて奇妙だと説明している。サンチェス首相は19日、真相の徹底究明を約束すると共に、国として3日間の服喪の日を設定すると発表した。マドリードとアンダルシア州(コルドバ、セビーリャ、マラガ、ウエルバ)を結ぶ高速鉄道の運行は19日には全休となり、少なくとも23日(金)までは運休される。これに伴い、国内便の運航が増強される。