仏ビール業界団体「ブラッスール・ド・フランス」は2月3日、2025年の業況報告を発表した。これによると、家庭で消費のビール販売量は2025年に前年比で1.2%の増加を記録。その一方で、消費の3割程度を占める外食部門における販売量は前年比で1.5%の減少を記録した。全体としては、販売量はほぼ前年並みで推移し、前2年に続いた減少には歯止めがかかった。ビールの需要期である夏季(7-8月)の販売が前年同期比で1.4%増を記録したのが貢献した。前年には悪天候もあり消費が振るわなかったが、2025年の夏季は天候が良好だった。特に、ノンアルコール・ビールの販売が好調で、60万リットル増を記録したのが目立った。
その一方で、国内のビール醸造所のうち、2025年には209ヵ所が廃業。同年の開業数は213ヵ所で、開廃業はほぼ拮抗した。全国の醸造所の数は2500ヵ所に上り、うち96%は零細・中小企業となっている。
トレンドとしては、アルミ缶が4.8%、750mlビンが4.2%の販売増(数量ベース)を記録。ノンアルコールは前年比で11.5%の販売増を記録し、量販店におけるシェアは6%程度(数量ベース)に達した。醸造所のうち4割はノンアルコールを製造しており、3割が導入を検討中と回答した。消費者の需要に合致したノンアルコールの販売は今後も成長となることが期待できる。