マカロンで知られるラデュレが新コンセプトのコーヒーショップ「ラデュレ・カフェ」の展開を開始した。パリ・凱旋門近くのビクトルユゴー大通り(16区)に初号店が3月18日にオープンした。
ラデュレは2021年に仏実業家ステファン・クルビ氏の持株会社LOVグループの傘下に入った。なお、LOVグループは、番組制作会社バニジェを主要資産としている。ラデュレは新コンセプトのコーヒーショップを世界で向こう3年間に50店程度を開く計画。
「ラデュレ・カフェ」は、従来の薄い緑色の基調を残しつつ、店名は赤にして、イメージを刷新。ステンレスを増やしたインテリアにも、若い世代の集客を目指す新コンセプトの方向性がうかがわれる。ラデュレは、リュクサンブール公園近くの店舗でもイートインで飲み物を供するサービスを試験導入したが、その成果を踏まえて、リピーターを取り込める新たな店舗展開に着手した。定番に加えて、2-3ヵ月程度で入れ替える限定製品も揃え、抹茶味などを手始めにトレンドにも目配りする。2個入りの箱をあらかじめ用意して、選んで包んでお渡しまでがセレモニーという従来店舗とは異なる手数の少なさと回転の速さも追求する。その一方で、ホット・マカロンなど飲食店ならではの新機軸も投入する。
ラデュレは現在、世界に200店舗程度を展開しており、国外売上が全体の50%を占める。将来的に「ラデュレ・カフェ」が全店舗の2割を占めるようにする計画。なお、2025年には20店舗程度を開店し、アフリカなどではフランチャイズ展開も進めている(2025年にはコートジボワールに初出店)。フィリピンにも旗艦店を2025年に開いた。米国では15店程度を展開しており、近くラスベガスに出店する。