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LFIのカテナンス下院議員、DV問題で有罪判決確定

左翼政党「不服従のフランス(LFI)」所属のカテナンス下院議員のDV問題で、リール地裁は13日、カテナンス被告人に対して執行猶予付き禁固4ヵ月の有罪判決を言い渡した。また、被害者の夫人への2000ユーロの賠償金の支払いも命じた。被告人が容疑事実を認めた上で量刑を決める手続きが採用されたため、裁判所による量刑承認は非公開で行われ、処罰はそのまま確定する。
カテナンス下院議員は、LFIを率いるメランション氏が次代のリーダーとして特に目をかけていた人物で、党の幹部を務めていた。今回の裁判では、夫人に平手打ちをした件と、3日間で300通のSMSを送付し、精神的な攻撃を加えた件が処罰の対象となった。カテナンス議員側は、離婚話が持ち上がる中で双方の争いが平手打ちに発展したと説明しており、SMSについては、関係回復を図るためのものだったと主張している。
LFIはこの判決を受けて、カテナンス議員を4月13日まで4ヵ月間に渡り議員団から除名処分とすることを決定。復職に当たっては、DV対策の研修を受けることを条件にする旨を定めた。LFIを主軸とする左派連合NUPESに加わる他の政党(社会党、環境派EELV、共産党)は揃って、カテナンス議員の辞職を要求している。他方、カテナンス議員は、判決後にメディアとのインタビューに応じて、議員職を辞任する考えを否定。夫人の被害届が出されて以来、節目節目で司法当局より捜査情報がリークされており、政治的な意図があるのは明らかだ、などとも主張した。カテナンス議員の発言について、ダルマナン内相は、司法当局への中傷に当たるとして告訴すると予告した。

KSM News and Research