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マリで誘拐の仏人記者デュボワ氏、ほぼ2年ぶりに解放

マリで2021年4月8日に誘拐されたフランス人記者のオリビエ・デュボワ氏がほぼ2年ぶりに解放された。21日に帰国した。
デュボワ氏は2015年以来、フリーランスのジャーナリストとしてマリに在住し、取材を続けていた。2021年4月8日に北部のガオ市でアルカイダ系過激派組織により誘拐され、それ以来、2年近くに渡り安否が気遣われていた。
デュボワ氏は20日にニジェールで解放された。米国人の人道主義活動家であるジェフリー・ウッドキー氏と共に解放された。同氏は2016年10月にニジェール国内で誘拐されていた。ニジェール政府の仲介で両氏の解放が実現し、それぞれ本国に引き渡されたが、解放の詳細については明らかにされていない。デュボワ氏は21日、フランス政府の手配でパリ近郊のビラクブレ空軍基地に到着、マクロン大統領の出迎えを受けた。大統領はこの機会に、ニジェール政府の協力に謝意を表明。デュボワ氏は、監禁されていた期間を通じて、虐待などを受けたことは一切なかったと証言した。この解放により、政府以外の組織により監禁されているフランス人はいなくなった。

KSM News and Research