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ロッテルダム港、1GW級のグリーン水素生産施設の設置を準備

オランダ・ロッテルダム港湾局は、同港内にある産業パークのマースフラクテに、1GW級のグリーン水素生産施設を受け入れるゾーンの整備を行っている。面積は11ヘクタール。今年中に入札が実施される洋上風力発電プロジェクト「IJmuiden Ver Wind Farm Zone Beta」(設置容量2GW)に関連した動きとなる。洋上風力発電ファームとグリーン水素生産プラントはいずれも2028年頃の稼働開始が見込まれる。
グリーン水素生産プラントを受け入れるゾーンは、「IJmuiden Ver Wind Farm Zone Beta」と接続される変電所の建設予定地に隣接した場所に整備される。グリーン水素を顧客に供給するための水素パイプラインも整備される。グリーン水素生産プラントを地域暖房網に接続することも検討されている。
マースフラクテにおいては現在、複数の200-250MW級の電解施設が建設中または計画中となっている。

KSM News and Research