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主要労組CFDT、新書記長にレオン副書記長を選出へ

主要労組CFDTは21日にパリ・ゼニットで特別組合員大会を開き、次期書記長にマリリーズ・レオン副書記長を選出する。ベルジェ書記長が予告通りに任期途中で退任を決め、後任にレオン副書記長を指名した。2700人に上る組合員が出席、選出は確実視されている。
レオン新書記長は46才。2003年にCFDTの化学・エネルギー部門に入り、2014年には組合の執行部入りを果たした。2018年以来副書記長を務めている。女性がCFDTの書記長に就任するのは、3代前のニコール・ノタ氏以来2人目となる。
CFDTの組合員数は2022年末時点で61万人余り。主要労組の中で「穏健派」又は「現実派」の立ち位置で、強硬派のCGTと主導権を争っている。ベルジェ書記長は、年金改革反対運動ではCGTを含む他の労組との共闘を選んだが、政府に改革を押し切られて成果を上げることができなかった。騒ぎが一段落したところで次期書記長へのバトンタッチとなる。組合内では、マクロン政権に対する反発が強まっており、新書記長は組合の求心力を維持しつつ、現実路線を継続することが課題になる。

KSM News and Research