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スペイン、EU議長国としての優先課題はウクライナ支援

7月1日から年末まで欧州連合(EU)理事会の議長国(加盟国が半年毎の輪番制で担当)を務めるスペインは、ウクライナへの支援を優先課題に掲げた。サンチェス首相は1日、早速キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談したほか、議会で「ウクライナほどEU加盟候補として相応しい国はない」と強調した上で、戦争が続いている状況での加盟手続きは簡単ではないとも説明した。
ただし、サンチェス首相は、先ごろの地方選挙で与党が惨敗した後、解散総選挙を7月23日に実施することを決めており、政権を維持できる見込みは薄い。中道右派野党・国民党(PP)が選挙で第一党となり、過半数を確保するために極右政党VOXとの連立政権を樹立した場合には、議長国としてスペインの方針を変更する可能性もあるとみられている。

KSM News and Research