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ダッソーの「ファルコン6X」、欧米で型式証明を取得

仏ダッソー・アビエーションの新型ビジネスジェット「ファルコン6X」が22日に欧州航空安全機関(EASA)より型式証明を取得した。2年越しの検査を経て取得に至った。就役開始に向けて大きく前進した。
相互承認により、米国の連邦航空局(FAA)の型式証明も取得した。これにより世界各国の当局機関からの証明の取得にも弾みがつく。
ダッソーは、サフラン社のエンジン開発遅れを理由に「ファルコン5X」の開発計画を2017年末に打ち切った。その後を受けて「6X」の開発を決定、こちらでは米プラット&ホイットニーのエンジンを採用した。2022年中の就役開始を予定していたが、1年遅れで就役開始のめどをつけた。
ファルコン6Xは乗員3名、乗客8名で、ゆったりした機内スペースなど高級路線を追求した。航続距離は1万200kmと長い。環境配慮では、燃料の50%まで代替燃料を混合することが可能であることを売り物とする。開発中の「10X」では、100%を代替燃料とすることが可能になるという。6Xの価格は5000万ドル前後。ダッソーにとってビジネスジェットは年商の3割から5割を稼ぎ、戦闘機ラファールと並ぶ2本柱の一つ。

KSM News and Research