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メンタルヘルスの仏ベンチャー企業Teale、1000万ユーロを調達

メンタルヘルス管理のサービスを法人向けに提供する仏ベンチャー企業Tealeがこのほど、1000万ユーロの資金調達を終えた。以前からの株主を含む、Alter Equity、Digital Venture(BPIフランス)、Isai、Evolemが資金供給に応じた。ベンチャー企業への資金供給が冷え込む中で調達に成功した。
Tealeは、カウンセラーとの相談の手配や、メンタルヘルス向上のための日常的な練習や、定期的な自己診断といったツールをアプリ経由で提供。顧客である法人が、福利厚生を目的に同社のサービスを従業員向けに提供している。Tealeの創業者であるネエルビズ氏は、フランスでは従業員のメンタルヘルス管理に1人当たりで年間3000ユーロがかかっているとの数字を挙げつつ、そうした費用を上流から軽減すると共に、病欠の予防や従業員の維持などの点でもサービスが有益であることを強調する。同氏によると、Tealeの売上高は2022年初頭から2023年初頭にかけて7倍増を記録。この数ヵ月間では収支は黒字を達成しているという。顧客としては、サノフィ(製薬)、カルフール(食品小売)、EY(コンサル)など大手企業も名を連ねる。フランスでは、この分野ではMoka.CareやAlan(インシュアテック)なども進出しているが、同社ではマーケットの規模が十分に大きく、複数の企業が共存できるとみている。

KSM News and Research