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ノボノルディスク、仏シャルトル工場に21億ユーロを投資

デンマークの製薬大手ノボノルディスクは23日、仏シャルトル工場の拡張計画を正式に発表した。21億ユーロを投資して2倍の増産を図る。仏国内の保健分野の投資計画としては過去最大規模となった。
発表にはマクロン大統領も列席。大統領は、国内製造業の振興を主要な政策課題に掲げており、完全雇用に向けた製造業の再振興のために政府が様々な改革を進めてきたことを強調した。
ノボノルディスクは糖尿病治療薬の大手で、このところ、肥満症治療剤の認可取得が弾みとなり、時価総額が大きく増加している。1961年に開所のシャルトル工場では、ペン型皮下注射薬の調合・充填が行われている。投資計画では、2つの生産ラインを有する建屋2棟を建設。拠点の総面積は2倍の23万平方メートルに拡張される。主力のオゼンピックの増産に加えて、売り出し中の肥満症治療剤「ウゴービ」の調剤・充填も行われる。将来に開発の新薬にも切り替えられる柔軟な生産ラインを整備する。
拡張される施設は2026年から2028年にかけて操業を開始する予定。シャルトル工場には現在、1600人が勤務しているが、新施設の開所に伴い500人強が増員される。

KSM News and Research