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仏経済成長率、7-9月期にマイナス0.1%:インフレ率は11月に3.4%

30日発表のINSEE統計によると、フランスの経済成長率は7-9月期に前の期比でマイナス0.1%となった。前の期のプラス0.6%からマイナス成長に転じた。

INSEEは速報値を下方修正し、7-9月期を0.1%のマイナス成長とした。個人消費支出は前の期比で0.6%増を記録。前の期の0.1%減から増加に転じた。政府消費支出も0.5%増を記録した。固定資本形成は全体で0.2%増を記録。うち企業設備投資は0.5%増を記録したが、前の期の1.2%増から勢いが鈍った。家計の固定資本形成は1.1%減(前の期は1.3%減)と後退が続いた。輸入は0.1%増を記録したが、輸出は1.0%減と、前の期の2.5%増から減少に転じた。この結果、外需の経済成長率への貢献は0.4ポイントのマイナス貢献を記録。内需は0.5ポイントのプラス貢献を記録したが、在庫変動が0.2ポイントのマイナス貢献となり、全体として経済成長率はマイナスに転じた。

経済協力開発機構(OECD)は、最新の予測において、フランスの経済成長率を、2023年に0.9%、2024年に0.8%と予想しており、景気の先行き見通しはより厳しくなっている。

これとは別に、30日発表のINSEE速報によると、フランスのインフレ率は11月に3.4%となり、前月の4.0%を下回った。欧州連合(EU)基準のインフレ率は3.8%となり、やはり前月の4.5%と比べて鈍化した。

KSM News and Research