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パリ・ベルリン間の夜行列車、ほぼ10年ぶりに運行再開

パリ・ベルリン間の夜行列車の運行が再開される。再開を記念して、11日夜のパリ発の列車にはボーヌ仏運輸担当相も乗車する。

パリ・ベルリン間の夜行列車は2014年に廃止されていた。近年、環境配慮の観点から夜行列車が見直されており、仏政府はこの再開に、年間200万ユーロの補助金支出を約束した。列車は、オーストリア国鉄OBBが、「ナイトジェット(Nightjet)」のブランド名で運行。パリ発ベルリン行きは、火、木、金曜の毎週3本が運行される。19時12分にパリ東駅を出発し、ベルリン中央駅に翌朝8時26分に到着する。途中駅は、ストラスブール、マンハイム、エアフルト、ハレに停車する。座席、簡易寝台、寝台の3種があり、全312席で、料金は69.9ユーロから119.9ユーロ(寝台、朝食込み)まで、トイレとシャワー付きの個室も提供可能という。ブリュッセル・ベルリン間の夜行列車が並行して運行され、途中で連結されてベルリンに向かうことになる。OBBは関係国からの補助金確保を運行の条件としており、状況をみて、来年10月以降に本数を増やす是非を検討する。

なお、10日には、仏国内のパリ・オーリヤック間の夜行列車の運行が20年ぶりに再開された。仏国鉄SNCFが運行する。

KSM News and Research