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パリ株式市場CAC40指数、史上最高値を更新

パリ株式市場CAC40指数は12日の取引中に史上最高値を記録した。7582.47ポイントまで上昇した。ただし、終値は前日比0.11%安の7543.55ポイントに下がった。

CAC40指数は去る4月24日に最高値を更新していた。今回はそれを1.21ポイント上回り、最高値を更新した。

株価上昇は世界的な現象で、米国やユーロ圏におけるインフレ率の減速が主な材料となっている。インフレ率の減速に伴い、利下げ局面に転じるのではないかとする観測が広がっており、株式市場が強気の動きを見せている。12日には、11月の米国消費者物価指数が前月比0.1%の上昇と、予想よりも高めであったことが嫌気され、パリ株式市場では、この発表前に最高値を更新したが、その後は株価は徐々に低下した。

CAC40指数は最近では10月26日に上昇に転じ、それ以来で10%の上昇を記録している。年頭来の上昇率は20%を超えた。マクロ経済の展望が不透明な中での株価上昇であるだけに、安易な利下げ期待を戒める向きもあり、株価の推移にはブレも大きい。

KSM News and Research