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新型コロナの感染が再拡大

新型コロナウイルスの感染が再拡大している。関係者らは、ワクチン接種や予防行動の励行を促している。検査が組織的に行われていないため、正確な状況を把握するのは難しいが、感染は高齢層を中心に増加傾向を示している。新型コロナウイルスの疑いで救急外来を訪れる人は週単位で4350人を超えており、うち1820人が入院している。12月初頭以来では、検査の3割が新変異体JN.1となっており、XBBの変異系統と同様に感染力が強いという。今のところ、他の変異株に比べて重篤化のリスクは大きくない。2022年冬季と同様、季節性インフルエンザと気管支炎の3種の感染症の拡大が同時進行する恐れもあり、家族が集まる機会が多いクリスマスの時期を前に、感染が大きく拡大するリスクがある。ワクチン接種は65才以上の人などについて勧告されており、10月初頭からキャンペーンが開始されている。ただ、この65才以上の層で再接種済みの人は25%にとどまっており、十分な規模に達していない。ワクチン接種は、勧告対象以外の人も含めて、無料で受けられる。当局機関はまた、マスクの着用、手洗いの励行、定期的な換気の実践を勧告している。

KSM News and Research