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スクーター・オートバイの車検制度導入:反対派は抗議行動

スクーター・オートバイ等の車両を対象とする車検制度が15日より正式に開始される。

車検制度は、50cc未満のスクーター等を含めて対象となり、それ以外にも、四輪バギー(クアッド)や三輪バイク等も対象となる。古い車両から順に義務が発生する。2017年年頭以前に登録された車両については2024年末日までに、2017年から2019年末日までの登録の場合は2025年に、2020年から2021年末日までに登録の場合は2026年中に、それぞれ車検を受ける必要がある。2022年1月1日以降に登録の車両は、走行開始から4.5年から5年目までの6ヵ月間に車検を受ける。車検はその後、3年おきに実施される。車検は認可を受けた施設で行われ、ブレーキの状態、排気ガス・騒音、ハンドル等の状態、ランプ・ライトの状態、バックミラーの状態、車輪・サスペンション・車軸等の状態がチェックポイントとなる。検査の結果は、合格、要修理、走行禁止の3段階に分類され、走行禁止の場合には、修理と再検査で合格しない限りは、走行再開が認められない。違反の場合の罰金処分等も定められた。

政府は、検査料金を50ユーロ、所要時間を30-45分と予想している。バイカー団体は車検導入に反対する働きかけを積極的に展開しており、そのためもあって導入はかなり遅れた。団体側は反対を続けており、13日には全国で抗議行動が行われた。

KSM News and Research