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EU主要人事で合意成立、フォンデアライエン委員長は続投へ

欧州議会の連立3会派は6月25日、欧州連合(EU)の主要人事に関して27ヵ国首脳が17日の非公式晩餐会で示した人事を承認する形で合意を成立させた。欧州委員会委員長にはフォンデアライエン委員長が再任され、欧州理事会の議長にはシャルル・ミシェル議長の後任としてアントニオ・コスタ氏(ポルトガル元首相)、外務・安全保障政策上級代表にはカヤ・カッラス氏(エストニア首相、女性)が選ばれた。

連立3会派のリーダー(中道右派EPPのトゥスク・ポーランド首相とミツォタキス・ギリシャ首相、左派S&Dのショルツ独首相とサンチェス西首相、中道Renewのマクロン仏大統領とデクロー・ベルギー首相)は、最大会派であるEPPを率いたフォンデアライエン委員長が続投し、過去5年間に制定された重要法案(グリーンディール、移民・難民協定、インターネット規制)の適用を監視することを望み、委員長に協力的な人物としてコスタ氏を選んだ。外務・安全保障政策上級代表に選ばれたカッラス氏の人選は、中東欧の中道出身者を選ぶというEU内のバランスに配慮してのもの。

以上の人事は今週にブリュッセルで開催の欧州理事会(EU首脳会議)で承認される予定。

KSM News and Research