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カジノの店舗網の売却が正式決定:一部店舗はカルフールに転売へ

経営難の食品小売大手カジノの再編計画で、カジノ名義のスーパーマーケット及びジェアン名義の大型店舗の売却に関する正式合意が成立した。311店舗を売却する方向で交渉を進めていたが、最終的に288店舗の売却が決まった。

同業オーシャンが大型店舗を中心に98店舗を買収。ムスクテール・グループ(アンテルマルシェ)が190店舗を買収する。ムスクテールはうち26店舗を同業カルフールに転売する。競争上の問題が発生しうる地域の店舗を転売する。6月までの売却完了を見込むが、まだ必要な許可の取得は終了していない。売却資産の資産価値は13億-13億5000万ユーロに設定される。

カジノの手元には23店舗(うち7店が大型店舗)が残ることになるが、その今後についてはまだ決していない。事業の継続は難しいと考えられている。カジノのスーパーマーケット網の従業員数は5万人程度で、うち1万2000人が売却に伴い移籍するが、労組側は、雇用条件が悪化することを懸念している。買収2社は、法定最低限である15ヵ月間の雇用条件維持を約束した。

カジノ・グループは、小型店舗のモノプリ及びフランプリを中心とする小売業者に生まれ変わり、チェコの実業家クレティンスキー氏の傘下に入る。経済省は先頃、外資による戦略的企業の買収案件としてこれを審査の上で承認した。クレティンスキー氏による買収は4月までの完了を目指す。

KSM News and Research