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失業者数、1-3月期に大幅増

28日発表の公式統計によると、失業者数(海外県マヨット除く)は1-3月期に340万人を超え、前の期比で8.7%の大幅増を記録した。27万3000人の増加を記録した。前年同期比では実に12.8%の増加を記録した。

失業者数の急増は、1月1日付で施行された制度改正の影響が大きい。この改正により、生活保障手当の一種であるRSAの受給者が自動的に失業者として登録される形に切り替えられた。これで一時的に失業登録が大きく増加した。また、登録更新に関する方式が改められたことも、失業登録から外れる人を減らし、失業者数を増やす効果を及ぼした。これらの影響を除外すると、失業者数は0.8%増(2万5000人増)となり、こちらの方がより実勢に近いものと考えられる。それでも、失業者数は2024年10-12月に3.9%増を記録した後、増加が続いており、雇用情勢の悪化を示す推移を辿っている。

当該月に一定の就労実績がある求職者を加えると、失業者数は1-3月期に前の期比で4.5%、前年同期比では6.4%の増加を記録した。全体で570万人を突破した。

KSM News and Research