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屋外喫煙も浜辺や公園などでは禁止、6月29日から

子供を受動喫煙から守る目的で、屋外での禁煙措置を拡大する政令が6月28日付官報で公布された。翌29日(日)より、浜辺、公園、屋根付きのバス停、学校・図書館・プールなど子供の集まる施設の周辺での屋外喫煙が禁止された。飲食店のテラスは対象外で、電子タバコには言及がない。学校・図書館・プール・スポーツ施設・未成年者向け施設などの周辺については、近く保健担当相によって、禁煙対象区域を明確にした省令が公示される予定。

禁煙地域の拡大は、ルソー前保健相が打ち出した「2023-27年喫煙対策全国計画 (PNLT)」の一環。ボートラン現保健相は5月末に「子供たちがいる場所からタバコをなくす」と宣言し、必要な措置を7月1日から実施すると予告していた。

28日付政令には罰金の規定がないが、新たな喫煙規制の周知期間をおいた後、違反者には135ユーロの罰金が科される予定。

なお、この政令で、未成年者にタバコと電子タバコを販売した場合の罰金が200ユーロに引き上げられた。

KSM News and Research