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ラクタリス、ニュージーランドのフォンテラから乳製品事業を買収へ

仏乳業大手ラクタリスは、ニュージーランドのフォンテラから乳製品事業を買収することで合意した。38億4000万ニュージーランドドル(19億ユーロ)で買収する。

フォンテラはニュージーランド最大の乳業協同組合。今回の売却の対象となるのは、チーズやバターなど乳製品の各種ブランド(Mainland、Anchor、Perfect Italiano、Western Star、Chesdaleなど)と、外食産業向け供給の「フード・サービス」事業。世界16ヵ所の工場が共に売却される。売却事業の年商は56億ニュージーランドドル(28億ユーロ強)で、従業員数は4300人。ニュージーランドのほか、オーストラリア、スリランカ、インドネシア、サウジアラビアに拠点を置き、製品はオセアニア、東南アジア、中東でも販売されている。10月末にフォンテラの出資者総会による承認を得て正式に合意は成立する見通し。

フォンテラは年商116億4000万ユーロの上場企業で、世界の乳製品輸出の30%程度を担っている。製品事業の売却を経て、原材料事業に特化する計画。売却事業向けの原材料の供給は継続される。今回の買収案件には、オーストラリア同業のBegaと日本企業1社が関心を示していたというが、ラクタリスへの売却が決まった。ラクタリスは2024年に年商が300億ユーロを初めて超え、純利益は3億5900万ユーロを記録した。事業の8割は国外で達成しており、米国が国外事業では最大市場だが、今回の買収により、アジア・オセアニアを中心に国際展開をさらに強化する。ラクタリスは今後も買収機会をうかがう方針。