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ワールドライン、投機的格付けに

格付け会社S&Pは8月22日、仏ワールドライン(決済サービス)の格付けを1段階引き下げ、「BB」とした。投機的格付けに分類した。見通しも「ネガティブ」とした。この発表を受けて、ワールドラインの社債(償還期限2030年)の取引価格は2%低下した。

ワールドラインは、資金洗浄等の疑いがあるハイリスクの顧客と取引関係があるとして暴露報道の対象になっており、ベルギー当局等による調査対象となっている。厳しい状況の中で、同社は今年に2%の減収を予想。S&Pはこれらを材料に同社の格下げを決めた。

ワールドラインはこの格下げについて、今年と来年のリファイナンスの手配はすべて完了しており、運転資金上の問題は一切ないと指摘。財務規律の改善に取り組む意志を再確認した。

ワールドラインはかつてのパリ株式市場CAC40指数の構成企業だったが、しばらく前から、コンプラ問題に業績不振が重なり、経営難が続いている。1-6月期には、商店向けサービス事業に係り41億ユーロののれん代償却を行ったのが祟り、同期の調整前純損失は42億1800万ユーロを記録している。去る2月に立て直しのため就任したバシュロンCEOは、外部監査を依頼して、顧客ポートフォリオを徹底的に健全化すると予告している。

KSM News and Research