独仏の鉄道機器大手が揃って自動運転メトロの大型契約を外国市場で獲得した。
仏アルストムは、インドのムンバイ市のメトロ4号線向けに39本の列車(6両編成)を受注した。5年間の保守契約が付帯する。自動運転ソリューションの供給などを含めて、契約のアルストムの取り分は数億ユーロに上るという。メトロ4号線は全高架で32駅からなり、ムンバイ市最長の路線になる。アルストムは、インド政府の国産奨励政策に沿って、納入する車両(「メトロポリス」型)のローカライズをベンガルール拠点で行い、アンドラプラデシュ州内の拠点(年間生産能力480台)にて製造する。アルストムにとってインドは欧州外では最大の市場の一つであり、工場6ヵ所とエンジニアリング拠点5ヵ所を有する。国内向けのほかに、インドからの輸出も行っている。 独シーメンス・モビリティは仏RATP(パリ交通公団)より、パリ・メトロ13号線の自動運転化に関する契約を獲得した。同社は、自動運転化が完了の1、4、14号線(うち14号線は自動運転ネイティブ)の事業も請け負っており、今回の契約も波乱なしに獲得した。同社は、パリ近郊のシャティヨン市にある自動運転研究開発センターを通じてこの契約を履行する。13号線は1日の旅客数が55万人と、RATPにとって最も過密な路線であり、運行頻度の引き上げを目指して自動運転化する。対応の新型車両MF19は2027年より納入が開始され、2032年末に自動運転への切り替えを予定する。シーメンスは、信号システムの整備に加えて、13号線の中央制御室の刷新、MF19への関連装備の展開、職員のトレーニングを担当する。